2025.10.1

今日からはじめる「大人の学び直し」|キャリアだけじゃない新しい学び方

近年、キャリアアップのための勉強だけでなく、趣味や教養も含めた「大人の学び直し」が注目されています。人生100年時代。より自分らしく、より豊かな人生を実現するためのヒントとして、「大人の学び直し」で人気のジャンルや実践のメリット、ポイントをまとめてチェックしていきましょう!

「大人の学び直し」ってなに?

「大人の学び直し」は、社会人やシニア世代が再び学びの場に身を置いて、新たな知識やスキルを習得する取り組みをいいます。

一般的に「学び直し」が指すのは、「リスキリング」や「リカレント教育」のようなキャリアに直結する取り組み。

対して「大人の学び直し」は、「趣味や教養の追求」「心身の健康維持」「余暇の充実」など、キャリアに限らず多様な目的でおこなわれる「学び直し全般」をいいます。

「大人の学び直し」が広まった背景にあるのが、人生100年時代の到来です。平均寿命が伸びるなか、長い人生をどう豊かに過ごすかが重視されるようになりました。

学び直しは、「自己投資」であると同時に「人生を楽しむ力」を身につける手段として人気を集めているのです。

生活やキャリアに役立つ「実用系」の学び直し

大人の学び直しでは、どのようなジャンルの学びが選ばれているのでしょうか。まずは、生活やキャリアに役立つ「実用系」の人気ジャンルを紹介します。

語学

語学学習は、大人の学び直しで常に上位に選ばれるテーマ。

Job総研の調査でも、「転職時に学び直しをする意欲がある」と回答した人を対象に「転職前に身につけたいスキル」を尋ねたところ、もっとも多い29.3%の人が「英語」と回答しました。

近年は、定番の英語のほか、中国語や韓国語をはじめとした隣国の言語を学ぶ人も少なくありません。

語学学習といえば、従来はスキルアップや海外赴任など、将来のキャリアアップを動機とする人が大半でした。しかし近年では、「旅行先で現地の人と交流したい」「海外の映画や音楽を原語で楽しみたい」といった生活に根ざした動機が増えています。

オンライン英会話やアプリ型教材の普及により、通勤時間や家事の合間といった短時間でも学習できる環境が整ったことも、語学学習が人気を高めている理由のひとつ。

日々少しずつ積み重ねる学びは達成感を得やすく、生活とキャリアの両面を豊かにする実感につながっています。

参照:Job総研 「2023年  転職とリスキリングの意識調査」 | JobQ[ジョブキュー]

IT・デジタルスキル

ITやデジタルスキルは、これからの時代の社会人にとって欠かせない学び直しの分野です。

プログラミングやデータ分析を体系的に学ぶ人もいれば、副業や趣味として動画編集やWebサイト制作に挑戦する人も増加中。近年は生成AIを使った文章作成や画像生成など、新しい技術を生活に取り入れる例も一般的になりました。

こうしたスキルは業務効率の向上やキャリア形成に役立つだけでなく、自分の表現力や創作活動の幅を広げる手段としても効果的。

学び直しを通じて成果を形にしやすい点が、大人世代の支持を集めています。

料理・栄養・ワイン

料理や栄養、ワインなどの食に関する学びは、日常生活に直結する分野として大人の学び直しで注目されています。

「基礎的な調理法を学び直して家族の食卓を整えたい」「栄養学を取り入れて健康的な生活を送りたい」「趣味としてワインの知識を深めたい」など、人によって目的はさまざま。

ソムリエや食生活アドバイザーなど資格取得を目指す人もいれば、純粋に食の楽しみを広げたいと考える人もいます。子育てや仕事が落ち着いたタイミングで、料理教室やオンライン講座に通い始めるケースも少なくありません。

食の学び直しは「実用」と「楽しさ」を兼ね備えているため、家族や友人との交流の場にもなりやすいのが特徴。学びを通じて暮らしが豊かになり、健康や人間関係に好循環をもたらす点が大きな強みです。

お金の教養

資産形成や投資などのお金の教養に関する学びは、現代社会における大人の学び直しのなかでも特に重要度が高まっているジャンル。将来の年金や老後資金に不安を感じる人が多いなか、「金融リテラシーを身につけたい」というニーズは世代を問わず広がっています。

たとえば「ファイナンシャルプランナー(FP)資格」は、代表的なお金の教養の選択肢。特にFP3級は入門資格として人気が高く、家計を見直したい人が挑戦するケースが多く見られます。

お金の教養はキャリアに直結しなくても、生活を守る力を養い、安心感を高める効果を持つ点が魅力。大人の学び直しの中でも「実生活に直結するテーマ」として、今後も需要が拡大していくと考えられます。

感性や知識を広げる「教養系」の学び直し

大人の学び直しは、実用的な分野に限らず、感性や知識を磨く「教養系」の分野も人気です。ここでは、特に人気を集めている「教養系」のジャンルをいくつかピックアップして紹介します。

歴史・哲学・文学

歴史や哲学、文学を学び直す人が増えています。たとえば歴史の場合、大河ドラマなどをきっかけに歴史に興味を持ち、趣味として学び始めるといったケースが多く見られます。

これらの分野は仕事に直結するものではありませんが、物事を多角的に考える力を養い、思考の幅を広げてくれるもの。知識を深めることで日常の会話が豊かになり、人との交流が活発になる点も魅力です。

また、歴史や文学は文化や社会の背景を理解する手助けにもなり、ビジネスや人間関係に間接的なメリットを与えてくれることも。趣味と知的充実を両立できる学びとして、教養系の「大人の学び直し」の定番となっています。

アート・音楽・書道

アートや音楽、書道といった芸術系の分野も、「大人の学び直し」として人気が高いジャンルです。

なかでも多く見られるのが、子どものころに習っていた楽器や書道などを再開するケース。また、退職後に新たな趣味として絵画や写真を始めるケースも多く見られます。

こうした学びは成果が形として残りやすく、上達を実感できるため継続意欲が高まりやすいのが特徴です。さらに、作品展示会や発表会を通じ、仲間と交流できることも大きな魅力です。

芸術活動はストレス解消やリフレッシュ効果があり、感性を磨くと同時に心の健康を支える役割も担うもの。教養系の学び直しのなかでも、自己表現と交流を兼ね備えた分野として注目されています。

健康・運動・マインドフルネス

健康や運動、マインドフルネスも「大人の学び直し」の代表的なテーマ。

ヨガや瞑想、ストレッチ、ランニングといった活動は、体を動かすだけでなく心を整える効果が期待できます。学び直しとして体系的に取り入れることで、正しい姿勢や呼吸法を習得でき、長期的な健康維持にも役立ちます。

また、心身のリフレッシュはストレスの軽減や集中力の向上にもつながるため、日常生活や仕事のパフォーマンスに好影響を与える効果も。

健康寿命を延ばす観点からも注目され、生涯続けられる学びのひとつとして広がりを見せています。

学びの方向性を定める!dodaの「キャリアタイプ診断」で自己理解を深めよう

多岐にわたる学びのジャンルを見て、「結局、自分は何を学ぶべきか」と迷っていませんか?

人生100年時代、時間や費用を投じる学びを始める前に、まずはあなたの生まれ持った特性や、社会人としての強み・弱みを客観的に把握し、最も効果的な学びの方向性を定めることが大切です。

そこでおすすすめなのが、dodaの「キャリアタイプ診断」。
この診断では、企業などで使われるロジックに基づき、個性や能力を客観的に可視化できます。

  1. 自分に合った働き方が分かる
  2. あなたの性格や適性を客観視できる
  3. 自己理解を深め、あなたの強み・弱みを知ることができる

「あなたの最適な学び」を見つけるために、ぜひ活用してみてください。

「大人の学び直し」のメリット

「大人の学び直し」は、キャリアの幅を広げるだけでなく、人生全体を豊かにしてくれるもの。ここでは、「大人の学び直し」がもたらす主なメリットを3つ紹介します。

知的好奇心が満たされる

「大人の学び直し」のメリットとしてまず挙げられるのが、知的好奇心を満たせること。新しい分野について学ぶことで、これまで触れる機会のなかった世界を知る喜びが得られます。

たとえば語学や歴史、哲学といった教養系の分野は、直接的に仕事に結びつくものではありません。しかし日常に刺激を与え、生活に新たな張り合いを生み出してくれるものです。

また、年齢を重ねても学び続けることは「自分はまだ成長できる」というかけがえのない実感をもたらし、人生そのものへのモチベーションを高めます。日々の暮らしのなかで学びを意識することは、人生に対する満足度を高める重要な要素なのです。

人との交流が広がる

人との交流を広げるきっかけづくりにも、「大人の学び直し」は効果的。

たとえば公開講座やワークショップ、カルチャースクールなどでは、世代や職業を超えたさまざまなタイプの人と交流できます。共通の興味を持つ仲間と学ぶことで高いモチベーションを維持できるため、学びの成果が得やすいメリットも。

一般的に、大人になってからの友達づくりは子どものころよりも難しいといわれます。その点「大人の学び直し」は、価値観や興味の近い人たちとスムーズに距離を縮める絶好のチャンス。

新たな人脈がさらに世界を広げ、人生がより一層充実したものに。

心身の健康や自己肯定感を高める

何かと忙しく日々を過ごすなかで、職場と家の往復が日常のほとんどすべてという人は少なくありません。「せっかくの休日も気が付けば仕事のことを考えてしまい、休めた気がしない」というのもよくある話です。

そんな、自覚の有無にかかわらずストレスフルな日常を送るビジネスパーソンにとって、音楽や運動、語学などへの継続的な取り組みは、心をリフレッシュさせ、ストレスを軽減させる効果が期待できます。

同時に、学びによる小さな成果の積み重ねが「やればできる」という感覚を生み、自己肯定感を高める効果も。

大人になってからの挑戦は難しさもありますが、だからこそ、乗り越える経験が何よりの自信になるのです。

「大人の学び直し」実践のポイント

趣味や教養を目的とした「大人の学び直し」は自由度が高い一方で、続けるにはそれぞれのライフスタイルに合わせた工夫が必要。ここでは、時間・費用・仲間づくりという3つの観点から実践のヒントを紹介します。

生活に無理なく取り入れるには?

大人の学び直しを長く続けるには、日々の暮らしに無理なく組み込む工夫が欠かせません。

そのためにおすすめなのが、すきま時間を有効活用すること。具体的には、通勤電車で語学アプリを活用したり、家事の合間に音声講座を聴いたりといった方法です。

週末や長期休暇には、ワークショップや公開講座などで集中的に学習する時間を持つのも◎。短時間でも毎日触れる習慣を作ることで、学習は生活の一部となり負担が減ります。

完璧を目指すよりも「今日は10分だけでも取り組む」と決めることが継続の鍵。時間不足を理由に諦める人も少なくありませんが、小さな積み重ねがやがて大きな力へと変わるはず。

費用を抑えて学べる場所は?

「大人の学び直し」を始めるにあたり、ネックとなるのが費用ですが、工夫次第で負担を抑えることができます。

たとえば自治体等が主催する講座は格安で受講できるケースが大半。また大学の公開講座では、一流の教授陣の講義を比較的安価で受けられます。

さらにオンラインのMOOC(Massive Open Online Course=大規模公開オンライン講座)では、国内外の大学講座が原則無料で受講可能。

電子書籍や図書館を活用すれば、教材費の節約も。こうした選択肢を組み合わせれば、コストを理由に学び直しを諦める必要はなく、誰でも気軽にスタートできます

「仲間と一緒に学びたい」をかなえるには?

大人の学び直しを続ける上で、仲間の存在は大きな支えです。

近年はSNSやオンラインコミュニティを通じて学びをシェアする動きも広がり、離れていても同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が整いました。仲間と成果を共有することで達成感が高まり、「自分一人では挫折していたかもしれない学び」が習慣化します。

孤独感を和らげ、楽しみながら続けられる点は、日常に追われがちな大人世代にとって特に重要なポイント。学び直しをただの自己投資に留めず、豊かな人間関係を築く機会に変えることができます。

「大人の学び直し」で未来の自分に投資しよう

大人の学び直しは、資格取得や昇進のためだけではなく、人生をより豊かにする「未来への投資」として大きな意味を持つものです。

趣味や教養を深めることで日常生活に彩りが生まれ、健康や人間関係への好循環も。

たとえば語学やアートは新しい世界を広げ、運動やマインドフルネスは心身の安定に役立ちます。さらに金融知識やデジタルスキルの習得はリスクに備える力となり、将来への安心感を高めてくれます。

こうした学びは、短期的な成果というよりも、長期的に続けることで価値が高まるもの。たとえ直接キャリアに直結しなくても、自分をアップデートし続ける姿勢そのものが、長い人生を支える財産となるはずです。

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