2025.12.20
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結婚を機に転職するのは不利?有利?男女別の転職タイミングを解説!
結婚を機に転職をする人の割合は多いのでしょうか?結婚してから転職をするか、転職をしてから結婚をするか、どちらを先に行う方が良いのかタイミングに迷う人もいるかもしれませんね。本記事では、結婚前に転職を選ぶ理由と結婚後に転職をした理由を男女別に紹介します。Job総研の調査結果をもとに、結婚と転職のタイミングを決めるポイントについても見ていきましょう。
結婚を機に転職するのは不利だと思う人は72.1%

厚生労働省が発表した「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、結婚を理由に転職をする女性の割合は約1.9%、男性の割合は約0.6%です。
また、Job総研の女性のワークライフ実態調査で、結婚や出産は女性の転職にどのように影響するかについて聞くと、72.1%が不利だと思うと回答しました。
その理由で最も多かったのは「家庭や育児でキャリアに空白ができ採用されにくくなる」が48.8%で、次いで「子育てで転職するタイミングが取りづらい」が42.3%、「子育ての理解やサポートがある求人が少ない」が34.1%でした。
33.5%が結婚と転職では転職を先にするのがおすすめと回答

Job総研の同調査で、結婚と転職どちらを先にした方が良いと考えるかについて聞くと、33.5%の女性が「転職」が先にするのがおすすめと回答しています。「結婚」は29.2%、「どちらでもない」は37.3%でした。
ライフイベントによってキャリアの選択を迫られる女性は、将来の理想の生活を実現するために転職を先にして人生設計をしやすくしたいと考えているのかもしれません。
【男女別】女性が結婚を機に転職する際のメリット
結婚前に転職か、転職してから結婚か、どちらがより正しい選択なのかタイミングに迷うのはみんなが通る悩み。女性が結婚を機に転職する際のメリットを考えてみましょう。
ライフスタイルに合わせた職業が選べる
結婚前の場合、理想のライフスタイルに合わせた職業を考えながら転職活動をすることが可能です。結婚を見越した転職ができるため、自身のライフプランやライフスタイルに合わせやすいというメリットがあります。
出産までに新しい職場で人間関係が築ける
女性は出産や育児などで、男性よりも休暇を多く取らなければならないシーンが出てきます。そのため、転職後すぐに休暇申請をしずらいと考える人もおおいかもしれません。
しかし、出産までに新しい職場で人間関係を築くことで、休暇申請をしても業務の引き継ぎなどをスムーズにしておくことができます。
【男女別】男性が結婚を機に転職する際のメリット
続いて、男性が結婚を機に転職する際のメリットを見ていきましょう。
希望する年収にあった企業を探すことができる
女性が理想のライフスタイルに合わせた職業を選べるのと同様に、男性も希望の年収にあった企業を探しやすくなります。
パートナーと2人、もしくは子供を含めた家族を養うためにどれくらいのお金が必要なのか、あらかじめ計算をしてから転職活動をすることができ、より確実な資金計画がしやすくなります。
長く勤めることをアピールできる
転職時の面接で既に結婚している、または結婚の予定があると伝えることで、「腰を据えて長く働きたい」という意思を面接官にアピールできます。
企業側は、離職リスクが低いと判断し、安心して配属や昇進といった重要な意思決定ができるため、採用リスクの低い魅力的な人材だとポジティブに評価されやすくなるのもメリットです。
女性が結婚を機に転職する際のデメリット
メリットを確認した後は、結婚を機に転職する際のデメリットや注意点を見ていきましょう。
キャリアアップが見込めなくなる可能性がある
育児中や出産を控えている状態での選考は、正社員として採用される可能性が低くなります。結婚後、すぐに産休・育休を取るイメージがある可能性が高いためです。
企業側は、引き継ぎや業務に慣れてもらう期間の確保が十分に行えないと判断し、正社員への登用を見送ることも懸念されます。
転職活動にうまく時間を割きにくくなる
結婚前後は名義変更手続きなどやることが増えるため、転職活動に力を入れられないことも。結婚のタイミングに合わせることを優先すると、転職の条件に妥協が生じてしまい、転職後に後悔することになりかねません。
男性が結婚を機に転職する際のデメリット
女性だけでなく、男性の場合も結婚にともなう転職にはデメリットがあります。どんなデメリットがあるのでしょうか?
生活を考慮した仕事選びができない
結婚生活が本格的にスタートしたわけではないため、生活を考慮した仕事選びが難しくなります。特に結婚したばかりの頃は、理想の生活と現実の生活にギャップが存在するものです。
希望の年収は得られたけれども残業時間が多すぎて、家事や育児が全くできないなど「こんなはずではなかった」となりやすい点に注意が必要です。
希望とする企業へ転職できない可能性がある
男性が結婚を機に転職をすると、希望とする企業へ転職できない可能性があります。
結婚したばかりの頃は各方面の挨拶や手続きが必要になり、忙しくなります。
また、結婚生活を送るにもそれなりのお金が必要です。手続きで忙しい時期に転職活動を行うと、「稼ぎを落とさないように早めに転職しなければ」と焦ってしましい、条件が甘くなってしまう可能性がある点に注意しましょう。
ゆとりのある時期に結婚・転職活動ができるよう、頃合いを見計らうことが大切です。
結婚と転職で悩みを抱える人は多い
結婚と転職のタイミングや、結婚を機に仕事を辞めるかなど、結婚にまつわる悩みを持つ人はたくさんいます。
JobQ Townに寄せられた結婚と転職についての悩みをいくつか見ていきましょう。
女性のキャリアで悩んでいます。結婚や出産と仕事の折り合いをどう付けていますか?
ITベンチャーで働く新卒6年目の女性です。
このまま今の仕事でキャリアを積むことを想像できず、かといって今すぐ転職というほど具体的にイメージできていません。
昨年結婚したこともあり、産休・育休・復職をすることを考えているのですが、 制度はあるものの制度利用の実例は少なく、先輩の女性社員はライフイベントを機に退職または転職しているケースばかりです。
これからの人生、優先順位をどのように考えるべきか、いまどうするべきかとても迷っています。
皆さんは、結婚・妊娠・出産を考えた時に、仕事との折り合いをどう付けていますか?
意見でも体験談でもご指摘でもアドバイスでも何でも良いです。
回答お願いします。
女性の場合、結婚して育児というタイミングと、キャリア構築のタイミングが思いっきり重なるんですよね…
IT系というのが前提としての話ですが、ぼくが一緒に仕事するデザイナーさんは結構主婦の方が多く、フリーランスでお仕事されています。
フリーランサーの多くは、前職の会社から仕事をもらいつつリモートで仕事して、ちょっとづつ外部の仕事を取っていくというスタイルでフリーランスとして自立していくパターンが多いように思います。
なんにせよ、市場価値があるサービス(デザインなり、コーディングなり、システム開発なり)ができればなんとか食いっぷちを確保できるような気はします。
jobq38481さんがそういった能力や技能/技術を保有していないという場合は…続きを見る
まだ子どもがいないうちから、自分の可能性を閉ざしてしまうのは本当にもったいない。そのときになったら考えればいいので、今は仕事を全力でやってはいかがでしょうか。
そうすれば、結果的に「会社に求められる人材」になって、職場への復帰もしやすくなるはずです。
ライフイベントとキャリアについて悩む人は非常に多いです。自分の未来の可能性を考えて決断をしていきたいものですね。
結婚を考えてワークライフバランスを取れる企業に転職すべきですか?
32歳のものです。現職経験が半年ですが、単身赴任ベースの働き方に対して、これから結婚も考えているという事もあり、この先働き続けて行く自信がなくなりつつあります。
また、現在の職種は前職の行きずりで決めたような気もします。。。
年齢的な部分もあるので、早かライフワークバランスを取れる会社への転職活動をすべきか、それとも3年は現職で頑張ってみるか。皆さんならどうお考えになりますか?
ぜひ、ご教示ください
結婚が人生において重要で、単身赴任がその障害になるとお考えなら、仰るとおりその人生設計において適切な職につくためにお辞めになるべきかと思います。
すでにお相手がいて、ご結婚のご予定も具体的になってきているなら尚更です。まだお相手が居ないなら、見つかってから転職するのが良さそうですが。
ただ、やはり半年しか務めておらずに転職することは次の採用面接で必ずその理由は尋ねられると思いますので先方が納得のいく内容を用意しておく必要がありそうですね。
このようなケースでどういった選択をされるかはまさにそれぞれの価値観次第でありまして、
なかなか良いアドバイスをするのは難しいです。
そこで私が同じような経験をしていますのでご参考までお伝えします。
私の場合は古典的な日本の大企業に10年以上勤めていたのですが、第一子の誕生を機に、
定年まで転勤が国内外で続く事に大きな不安を抱くようになりました。共働きでしたので、転勤即単身赴任を意味したからです。
それまで転職など考えたこともない私でしたが、思い切って転勤のない会社に転職しました。
転職後は、仕事という意味では様々苦労をしましたし、失ったものも多くありましたが、…続きを見る
結婚前後の転職においておすすめの転職先の選び方
結婚前後の転職において転職先を選ぶ際のポイントを4つ解説します。
残業や転勤がない職場を選ぶ
まず、残業が少なく、転勤がない職場を選ぶことをおすすめします。
理由は、残業や転勤があると仕事での忙しさにより家庭との両立が難しくなる可能性があるからです。
残業が全くないという条件は珍しいため、平均残業時間が少ないという基準でチェックするとよいでしょう。
また、転勤を伴う企業に転職してしまうと、新居を決めたとしてもすぐに転居することになったり、パートナーと離れて暮らすことになったりします。そのため、残業や転勤がなく、家庭との両立が可能な企業を選ぶのがおすすめです
産休・育休が取得できる企業を選ぶ
育休・産休が取得しやすい企業を選びましょう。今後出産予定がある場合、産休・育休の制度は重要な条件です。
ただし、産休や育休は入社後半年以上からのみ付与が認められているなど、法律とは別に企業独自の条件がある場合もあります。また、産休や育休があっても実際に利用されていない場合もあるため、その点も企業側に確認してみましょう。
入社後の「こんなはずじゃなかった…」を避けるためにも、育児中の社員の働き方を知っておくことが大切です。
女性・子持ちの割合が多い企業を選ぶ
女性、特に育児をしながら働いている女性の割合が多い企業を選ぶのがおすすめです。
女性や子育て中の社員の割合が多い企業は、社員の特性に合わせて制度が整っているケースが多いです。そのため、事前に従業員の男女比も見ておくことをおすすめします。
JobQ Townの企業口コミにも制度面の評価が書かれていることが多いため、チェックしてみると有力な情報を得られるはず。情報がない場合は、匿名・無料で気軽に質問できます。
柔軟な働き方ができる企業を選ぶ
最近では、フレックスタイム制やフルリモート、出社とリモートのハイブリット型など、柔軟な働き方ができる企業が増えています。家族の急な予定に対応できたり、始業時間などを調整できたりと、結婚後も働きやすい環境が整っているのがメリット。
制度の確認だけでなく、制度の利用者が多いかの確認も重要です。制度の利用者がいない場合、制度が機能していないことになるため、制度の意味がありません。
結婚と転職をうまく進めるための5つのポイント
これまで、結婚と転職のタイミングについてのメリットとデメリットを見てきました。メリットとデメリットを理解した上で、続いてタイミングを決めるポイントを解説していきます。
1. ライフプランを考えた上で行う
結婚は人生においての大きなイベント。
これからどのような生活を送りたいのか、休日や補助はどれくらいあれば望ましいのか、どれくらいの収入が欲しいのか、この企業でのキャリアアップは可能かなど、自身やパートナーとライフプランを十分に考えることが大切です。
まずは自分の譲れない条件を書き出しておきましょう。
2. パートナーとよく話し合う
仕事と家庭を両立するには、パートナーの協力が必要不可欠です。
結婚は2人の問題であるため、もし結婚して仕事を辞める場合は、主に収入面でパートナーにも影響があります。
「結婚しても仕事を続けてほしい」という考えの人も、「結婚したら仕事を辞めてほしい」という考えの人もおり、正解・不正解はありません。
自分とパートナーの希望が一致しているのであれば問題ないですが、意見が異なっているのに勝手に意思決定をしてしまうと、揉める原因に。結婚して仕事を辞めるか、続けるかを決める際はパートナーとよく話し合いましょう。
3. 企業に求める条件の優先順位をつける
結婚前に転職する場合も、結婚後に転職する場合も、転職後の企業に求める条件の優先順位をつけましょう。
時間を大事にしたいのであればフレックス制度を導入している会社、生活のために何かしら補助が欲しいのであれば住宅手当がある会社など、ライフスタイルで優先することによって企業に求める条件は様々です。
4. 制度や手当の確認をする
条件に優先順位をつけた後は、実際に選考を受ける会社の制度や手当を確認しましょう。条件に優先順位をつけられている場合でも、その条件に見合う企業が見つからないかもしれません。
条件にマッチする企業がなければ、本当にその条件は必要なのかどうか、再度優先順位を見直すことをおすすめします。
5. 結婚と転職活動を同時に行わない方がいい
結婚の時期と転職活動を同時期に行うのはおすすめしません。理由は単純に大変だからです。
- 結婚後の転職はすぐに産休・育休を取る可能性を懸念されやすいから
- 企業によっては結婚後すぐに育休をとるのが歓迎されにくいから
- 結婚直前は式の準備などで忙しく転職活動に注力しにくいから
結婚は各方面への連絡や挨拶、手続きなどが必要なうえ、転職活動も企業選びや選考対策などをしなければなりません。
結婚と転職活動を同時並行で進めてしまうと、どちらかが疎かになってしまう可能性があります。余裕を持って転職活動をするのであれば、結婚の1年前くらいから準備を始めましょう。
この点も、パートナーとよく話し合った上で決断をするようにしましょう。
引っ越しや仕事のことを考えた結婚と転職のタイミング
結婚のタイミングで家の購入や引越しを考えている場合、結婚・引越し・転職のどこから始めればよいのでしょうか。
引っ越しを控えているなら結婚が先の方がおすすめ
転職を先に進めると、転職直後で仕事の環境に慣れるための期間と引っ越しの準備期間が重なる可能性があります。
結婚が先であれば、引っ越しに伴う住所変更と同じタイミングで名義変更などの手続きを終わらせることできます。人によっては、結婚・転職・引っ越しのタイミングが重なると大きなストレスを感じるため、結婚→引越し→転職と一つずつ確実に進めることがおすすめです。
仕事を優先したいなら転職が先の方がおすすめ
仕事を優先したい場合、転職を先にするのもアリ。
結婚前は自分の時間を確保しやすく、仕事に打ち込めるため、より幅広い職種や柔軟な働き方を選びやすくなります。
また、「結婚や妊娠で早期離職するのでは」と懸念されがちですが、昨今ではライフイベントと両立して活躍する女性が増えたため、結婚や妊娠が不採用の理由になることは少なくなりました。面接で結婚の予定を伝えても、不利になる心配は基本的に不要です。
不採用にはならないが企業側が気にする点
結婚が理由で不採用、または選考において不利になることはないと述べましたが、選考において採用担当者が気にするポイントはあります。
採用担当者が重視するのは、「結婚後の安定した勤務」です。
- 長期的な就業意欲: すぐに退職しないか。
- 勤務時間の確保: 残業や突発的な業務にどの程度対応できるか。
- 仕事と家庭の両立: 子育て(今後の予定を含む)と仕事の責任を両立できるか。
これらの懸念を払拭するため、面接では、具体的なキャリアプランや、家庭と仕事のバランスを取るための工夫や意思を積極的に伝えると、評価を上げることにつながります。
まとめ
結婚と転職のタイミングは、「何を優先したいか」で判断するのがポイント。
仕事を優先するなら結婚前の転職が有利です。不利になる心配は不要ですが、採用担当者は入社後の安定した勤務意欲を重視します。面接では、家庭と仕事の具体的な両立策を伝え、採用担当の不安を払拭しましょう。
パートナーとしっかり話し合い、未来の生活を見据えたベストな一歩を踏み出しましょう。








