「向いてる仕事がわからない…」「このまま今の仕事を続けていていいの?」と悩んでいる20代もいるのでは。このようなときには何をするとよいのでしょうか?向いてる仕事がわからないときにすべきことや、適職を探すときに役立つ診断を紹介します。
Job総研が今後のキャリアへの不安について調査したところ、72.0%が「不安がある」と回答しました。そのうち「漠然とした不安がある」と回答したのが65.4%です。
中には向いてる仕事がわからないことで、不安を感じている人もいるかもしれません。まずは向いてる仕事がわからない理由を知ることから始めましょう。
明確な目的がないまま「内定をもらったから」という理由で今の会社に入社した場合には、そもそも自分のやりたいことがわからなくなっている状態かも。
やりたいことが特にない状態のため、向いてる仕事がわからないこともあります。
これまでに今の仕事で評価を得ていないなら「今の仕事は自分に向いてる」とはなかなか思えないもの。
努力が評価につながる実感も持てないため、やりがいも感じにくいのではないでしょうか。
だからといって、別の仕事の経験がなければ、他に向いている仕事があるのかもわかりません。今の仕事が向いてるか、確信を持てないままはたらき続けている状態と考えられます。
自分の強みを理解していないため、向いてる仕事がわからないケースもあります。
例えばコミュニケーション能力の高い人が、自分の強みを理解しないまま、ひとりで集中して作業を行う時間が多い仕事に就くと、能力を思うように発揮できません。
コミュニケーション能力の高さが強みだと理解できていれば、人と接する機会の多い仕事が向いていそうだとわかります。
向いてる仕事がわからないときには、行動や考え方を変えるとよいかも。すべきこと、やめるべきことを紹介します。
自分の強みを知るには自己分析が役立ちます。日ごろの仕事を振り返って、できること・できないことを探してみましょう。
マンネリを感じていた仕事が、実は自分にとって得意な内容だったと気付くかもしれません。
今の仕事が向いてると思えないなら、新しいことに挑戦してみるのもひとつの方法。挑戦したことが向いているかもしれませんし、全く向いておらず、今の仕事が向いていると気付くかもしれません。
Job総研『2025年 理想の就活実態調査』でもう1度就活するときに優先するものを聞いたところ、20代は安定派が61.7%と他の世代と比べて最も高い割合でした。
▶︎安定派のコメント
▶︎挑戦派のコメント
「安定を選びたい」と思っていても、向いてる仕事を見つける過程では挑戦も大切です。
向いてる仕事を探すとき、他の人と比べるのはやめましょう。まずは自分のことを見つめるのが大切です。
とはいえ、他の人から影響を受けることもあるもの。Job総研の調査でも知り合いの退職をきっかけに「自分はこのままでいいのか」悩んだ経験がある20代は69.8%でした。
▶︎寄せられたコメント
他の人と比べると、ますます不安感が増すことも。「このままでいいのか?」と考えるきっかけにしつつも、比較はやめて自分自身を見つめることが大切です。
給与や残業時間など、仕事を探すときには条件が重要。ただし条件だけで選ぶと、向いてる仕事を見つけにくくなってしまう可能性もあります。
もう1度就活するときに「賃金を優先する」と回答した20代は60.6%。物価高の影響もあり、賃金を重視する声が目立ちます。
▶︎好きでない仕事で高収入派
▶︎好きな仕事で低収入派
賃金は生活に直結するため重要ですが、それだけでは向いてる仕事に就けない可能性も。向いてる仕事を見つけるには、賃金も適性もバランスよく考慮するとよさそうです。
Job総研がはたらき方や仕事の変化について聞いた調査では、79.4%が「変えていきたい」と回答しています。年代別の集計では、20代の78.4%が「変えていきたい派」です。
はたらき方や仕事を変えていくために、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?向いてる仕事探しに役立つ「キャリアタイプ診断」とともに紹介します。
はたらき方や仕事を「変えていきたい」と回答した人に、具体的に変えたいことを聞くと、68.8%が「年収をもっと上げたい」、49.7%が「スキルアップしたい」、22.5%が「副業を始めたい」と回答しました。
また変化のために実際にした行動では、資格取得が33.5%、転職活動が28.4%、副業が17.2%となっています。
このとき向いてる仕事がわかっていれば、より効果的に変化に向けた行動に取り組めるかもしれません。
向いてる仕事がわからないまま、漠然と仕事を続けていると「何のためにやっているのだろう?」と仕事がつらくなってくることも…。
Job総研が職場でのストレスについて聞いた調査では、ブラック環境ではたらいた経験のある人は53.3%が、ホワイト環境ではたらいた経験がある人は34.8%が、仕事内容にストレスを感じています。
ストレスを回避するには、向いてる仕事を知り、具体的な方向性を定めてチャレンジすることも検討するとよいでしょう。
向いてる仕事を探すときには「キャリアタイプ診断」の利用もおすすめです。
「性格・気質傾向」「能力傾向」「行動基準」「向いている仕事スタイル」「向いている企業風土」がわかる診断で、自分の強み・弱み・適したはたらき方などをチェックできます。
自己PRや志望動機などにも役立つ内容のため、向いてる仕事への転職を目指すときにも役立つ診断です。
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向いてる仕事がわからないときには、自己分析や新しいことへの挑戦が有効。自分の強みを知り、いろいろな経験をすることで、自分に向いてる仕事が見えてきます。
ただし他の人と比べたり、条件面を重視しすぎたりするのは逆効果。自分の得意なことや好きなこと、やってみたいことに注目するのが、向いてる仕事探しの近道です。
自己分析を掘り下げるときには「キャリアタイプ診断」もおすすめ。ツールを上手に活用すれば、向いてる仕事を見つけやすくなるかもしれません。
参照:
Job総研『2022年 キャリアに関する意識調査』
Job総研『2025年 理想の就活実態調査』
Job weeQで「退職」のリアルを募集しました
Job総研「2023年 働き方変化の実態調査」
Job総研『2025年 職場のストレス実態調査』を実施しました