2026.08.13
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仕事の悩みを相談できないのはなぜ?原因と対処法、頼れる相談先を紹介
「仕事の悩みを抱えているのに、誰にも相談できない」そんな悩みを抱えてはいませんか。仕事は多種多様な悩みが生まれるデリケートなテーマ。気軽には相談しにくいと考えるのも無理はありません。
本記事では、相談できない理由から放置するリスク、ハードルを下げるコツ、状況に応じた相談先までをわかりやすく紹介します。キャリアにまつわるモヤモヤを解消するヒントにしてください。
ビジネスパーソンの約6割が「仕事の悩みを相談できる相手がいない」
「仕事の悩みはあるのに、相談相手がいない」。そう感じているビジネスパーソンは決して少なくありません。まずはJob総研の調査をもとに、その実態を解説します。
悩みはあるのに、相談できている人は半数以下

仕事や将来について、何かしらの悩みを抱えている人は少なくありません。Job総研が実施した「2026年 キャリアに関する意識調査」によると、キャリアや仕事に関する悩みが「ある」と回答した人は85.1%という結果でした。多くの人が、日々何かしらのモヤモヤと向き合っています。
一方で、同じ調査でキャリアや仕事の相談相手の有無を尋ねたところ、「いない」と回答した人が59.7%という結果に。内訳は「いない」が42.6%、「探しているが見つからない」が17.1%です。
悩みを抱える人の割合に対して、それを話せる相手を持つ人は決して多くありません。この差は、「悩みがあっても相談できない」という現状を裏付けています。
「相談しにくい」ことがそのまま孤独感につながることも
「相談しにくい」という感覚は、孤独感とも深く関わっています。
Job総研は、アンケート調査「2025年 職場の孤独実態調査」のなかで、職場で孤独を感じた経験がある人に対しその具体的な場面を尋ねました。

もっとも多かったのは「人間関係が希薄だと気づいた時」で34.8%、僅差で「職場で雑談が少ない時」の33.6%、「上司や同僚に相談しにくい時」の28.3%が続きます。
「相談できない」と感じてしまうのはなぜ?
悩みがあっても相談できないのには、いくつかの理由があります。ここでは、具体的なデータをもとにした実態と、データには表れにくい心理的な要因の両面から見ていきましょう。
調査でわかった「相談相手がいない」と感じる理由トップ3

Job総研の「2026年 キャリアに関する意識調査」で、「キャリアの相談相手がいない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、上位に挙がったのは「本音を話しにくい」「真剣に話せる人がいない」「職場の人間関係が希薄」の3つでした。以下、ひとつずつ見ていきましょう。
最多は「本音を話しにくい」
キャリアの相談相手がいない理由として、もっとも多かった回答は「本音を話しにくい(43.9%)」でした。
この結果からは、「職場の人への相談は、評価や人間関係への影響を考えてしまう」「弱みを見せたくない」そんな心理が働いていることがうかがえます。
とはいえ、ひとりでキャリアの軸などを考えようとしても、堂々巡りになってしまう人もいるかもしれません。
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「真剣に話せる人がいない」
2番目に多かったのが「真剣に話せる人がいない(31.1%)」です。
雑談を交わす相手はいても、キャリアや仕事の悩みを深く話せる関係となると別問題。表面的なつながりと、本音で話せる関係性は、必ずしもイコールではありません。
仕事の話ができる相手はいても、将来の方向性や本心までさらけ出せる相手となると限られてしまうのが実情。
日常会話の延長では踏み込みにくいテーマだからこそ、真剣に向き合ってくれる相手を見つけにくいのかもしれません。
「職場の人間関係が希薄」も一因に
3番目は「職場の人間関係が希薄(17.5%)」でした。
近年、リモートワークの浸透や組織のフラット化により、日常的に雑談を交わす機会そのものが減っています。関係を築く時間が少なくなれば、相談できる相手を見つけられないのも無理はありません。
以前なら休憩時間や飲み会の場で自然に生まれていた会話も、今は意識的に機会を作らなければ生まれにくいのが実情。
関係の希薄化は、個人の努力だけでは補いきれない構造的な変化といえそうです。
データだけでは見えない、相談をためらわせる心理
ここまでは調査結果に基づく理由を紹介しました。しかし、相談をためらう背景には、数字だけでは見えてこない心理的なハードルも存在します。ここからは、一般的な4つの心理について解説します。
「評価が下がるかもしれない」という不安
弱みや不満を口にすることで、評価や信頼を落としてしまうのではという不安。これは、相談をためらう代表的な心理のひとつです。
とくに「仕事についていけていない」「今の業務に不満がある」といった内容は、能力不足や不満分子というレッテルにつながることを恐れ、言い出しにくいと感じる人が少なくありません。
本当に相談したい内容ほど、口にするハードルも高くなってしまいがち。周囲からの評価を気にする気持ちが、悩みの相談というアクションを遠ざけてしまいます。
「相手に迷惑をかけたくない」という遠慮
忙しそうな上司や同僚を前にすると、「こんなことで時間を取らせていいのか」とためらってしまう。相手への気遣いが、かえって相談の妨げになるケースです。
なかでも難しいのが、責任ある立場にある人。自分自身が相談を受ける立場でもあるだけに、周囲に頼ることへの抵抗感が強くなる傾向があります。
相手の負担を考え、自分の悩みを後回しにした結果、誰にも話せないまま時間だけが過ぎていくことも。人を思う優しさが、結果的に自分を追い込んでしまう構図です。
自分の悩みをうまく言葉にできない
「なんとなくモヤモヤする」という感覚はあっても、その正体がはっきりしない。こうした状態では、相談したくても何をどう話せばいいのかわからず、一歩を踏み出すことができません。
悩みの輪郭がぼやけたまま相談すると、相手にも状況が伝わりにくく、的確なアドバイスを得にくいもの。話す前に、まず自分の中で悩みを整理する作業が必要ですが、そのステップも簡単ではありません。
言葉にできないもどかしさそのものが、相談へのハードルをより高くしているのが実情です。
もし「ひとりで強みや価値観を整理するのは難しい」「何に悩んでいるのかわからない」と感じているなら、一度キャリアのプロに相談してみるのもおすすめです。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の「MIRAIZキャリアコーチ」では、キャリアサポーターがあなたのモヤモヤを丁寧に聞きながら、強みや自分らしさを整理するサポートしてくれます。
事前準備は必要なく、うまく言葉にできない焦りや不安をそのまま話して大丈夫。サポーターと一緒に自分の悩みの根本はなんなのかを引き出してくれます。まずは気持ちを吐き出すところから始めてみませんか。
オンラインで完結するため、場所を選ばず利用できるのも魅力です。
職場の空気が「相談しにくい」ものになっている
雑談が少ない、本音を出しにくい。そんな職場の空気そのものが、相談のハードルを上げていることもあります。
心理的安全性が低い環境では、悩みを打ち明けること自体にリスクを感じてしまうもの。個人の性格や努力だけでなく、職場の風土が相談のしやすさを左右する。この視点を持っておくと、相談できない自分を必要以上に責めずに済みます。
職場全体の空気を一人で変えるのは簡単ではありません。まずは職場の外に相談先を探すという選択肢も。
仕事の悩みを一人で抱え込むとどうなる?見過ごせないリスク
相談せずに悩みを抱え続けると、どのような影響が出てくるのでしょうか。ここでは、一人で我慢し続けることで起こりやすい2つのリスクについて解説します。
心身やパフォーマンスへの悪影響
誰にも相談せず悩みを抱え続けると、ストレスが蓄積し、心身の状態に影響が及ぶことがあります。
眠りが浅くなる、食欲が落ちる、なんだか元気が出ないといった変化は、悩みそのものよりも、それを誰にも話せずに一人で抱え続けていることが原因になっているケースが少なくありません。
心身への負担は、当然ながら仕事のパフォーマンスにも波及します。
集中力が続かない、判断に迷う、いつものミスが増える……こうした状態が続くと、仕事の質だけでなく、周囲からの評価にも影響しかねません。小さな不調のサインを放置せず、早めに向き合う姿勢が求められます。
変化が起こせなくなる・極端な決断をしやすくなる
誰にも相談しないまま悩みを抱え続けると、状況を変える行動そのものを起こしにくくなります。
「話したところで変わらない」という気持ちが先に立ち、現状を受け入れたまま日々を過ごしてしまう、そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。
一方で、我慢が限界に達すると、正反対の動きが起こることも。冷静な判断がしづらくなり、視野が狭まった状態のまま、勢いで退職や転職といった大きな決断に踏み切ってしまうケースです。
一人で抱え込むことは、「動けなくなる」もしくは「極端な決断に走りやすくなる」、そのどちらにも偏りやすいリスクをはらんでいます。
仕事の悩みを相談することで得られる前向きな効果
仕事の悩みを人に相談することは、決して弱さの表れではありません。むしろ、前向きな効果につながる行動だといえます。ここでは、誰かに話すことで得られる2つのメリットについて解説します。
気持ちが整理され、モヤモヤが解消される
一人で悩みを抱えていると、同じことをぐるぐると考え続けてしまいがち。誰かに話すことを通じ、漠然としていた感情や状況が言葉というかたちを持ち、自然と整理されていきます。
話しながら「自分が本当に気になっていたのはここだったのか」と、新たな気づきを得る経験をした人も多いはず。
話す相手の反応や質問をきっかけに、考えが深まっていくケースも。仮に具体的なアドバイスは得られなかったとしても、話し終えたあとに、「気持ちが軽くなった」と実感するのはよくある話です。
自分では気づけない視点やヒントが得られる
長く同じ悩みを抱えたままでいると、視野が狭くなり、打開するためのヒントにも気づきにくくなりがちです。
こうした状況を打開するには、第三者との会話を通じ、自分では見えていなかった側面や、別の選択肢を知ることが大切。感情に流されず、客観的な視点で状況を見てくれるのは、当事者ではない立場の人に話をする大きなメリットです。
家族や友人、仕事関係者ではない同世代の人の意見がききたくなったらMIRAIZ Hubへの参加がおすすめ。20代・30代の同世代のビジネスパーソンが集まるイベントのため、楽しいワークや交流を通じて「そんな考え方もあるのか」という気づきを得られます。
相談は、答えを教えてもらう場というよりも視点を増やす場、そう捉えることでハードルが下がるかもしれません。
イベントのリアルな雰囲気や参加者の声は、こちらのレポート記事からチェックできます。
相談のハードルを下げる3つのコツ
相談することの大切さがわかっていたとしても、実際に行動に移すのは簡単なことではありません。ここでは、相談のハードルを下げるための実践的な3つのコツを紹介します。
まずは紙やメモに書き出してみる
頭の中で考えているだけの悩みは、輪郭がぼやけたままになってしまいがち。
まずは、思いつくままに紙やメモアプリに書き出してみましょう。ここでは、「何にモヤモヤしているのか」「いつからそう感じ始めたのか」など、断片的な内容で構いません。
書き出す作業を通じて、漠然としていた感情が言語化され、自分自身でも理解しやすくなります。書き終えたものをじっくり見返すことで、悩みの本質が見えてくることも。
相談前にこの準備をしておくと、実際に話す際もスムーズ。文章としてうまくまとまらなかったとしても、断片のままで十分役立ちます。
相談の目的(アドバイスが欲しいか、話を聞いてほしいか)を先に伝える
相談する際は、自分が何を求めているのかを最初に伝えておくと、すれ違いを防ぎやすくなります。
「解決策がほしい」「まずは状況を整理するために聞いてほしい」「ただ受け止めてほしい」。これらの目的をはっきりさせないまま話し始めると、相手は的外れなアドバイスをしてしまったり、逆に何も言えず戸惑ったりしかねません。
相談の目的を先に共有しておくことで、相手も適切な形で応じやすくなり、結果として希望どおりの対応にもつながりやすくなります。
小さな悩みから話す練習をする
いきなり深刻な悩みを打ち明けるのは、聞き手にとってもハードルが高いもの。
聞き手の心理的な負担を軽減するためにも、まずは軽い話題や小さな悩みから相談してみましょう。具体例としては、「最近ちょっと仕事量が多くて」「上司がちょっと苦手」といった程度の内容で構いません。
小さな相談を重ねることで、相手との間に話しやすい空気が生まれ、より深い悩みも打ち明けやすくなっていきます。
相談は一気に完結させるものではなく、小さなやり取りの積み重ねによって結論へと至るもの。焦らず段階を踏むことが大切です。
悩みの内容別|頼れる相談先
相談先は、悩みの内容によって選ぶべき相手が変わります。ここでは5つの相談先について、それぞれどんな悩みに向いているかとあわせて紹介します。
【制度や環境の是正が必要な悩みに】社内(人事・産業医)
異動や配置転換、労働時間、ハラスメントなど、制度や環境そのものの是正が必要な悩みは、「人事や産業医」への相談が有効です。
人事は組織的な対応の窓口に。産業医は守秘義務のもと、心身の状態に配慮した中立的な立場で話を聞いてくれます。
一方、直属の上司や同僚への相談は、状況によって注意が必要。転職を検討している事実が伝われば引き留めにあったり、悪気なく噂が広まって社内で気まずさを感じたりするケースも散見されます。
誰にどこまで話すか、相手と内容の組み合わせは慎重に見極めておきたいポイントです。
【気持ちの整理に】家族や友人など身近な人
解決策よりも、まず気持ちを吐き出したい。そんなときに頼りになるのが、「家族や友人といった身近な人たち」です。
心を許せる相手に話すだけでも、気持ちが軽くなることは多いもの。ただし、身近であればあるほどに、心配する気持ちが優先され、主観的なアドバイスになりやすい点には注意が必要です。
相手に転職市場や業界に関する専門知識がない場合、客観的な判断材料としては期待しにくい面も。
とはいえ、「愚痴やモヤモヤを聞いてほしいだけ」と割り切れる悩みであれば、身近な人への相談は十分に有効な選択肢。話す目的を意識しておくと、より活用しやすくなります。
【話しにくい悩みに】匿名・無料で使える公的な相談窓口
社内の人にも身近な人にも打ち明けにくい悩みは、「匿名で利用できる公的な窓口」という選択肢もあります。
たとえば、厚生労働省が運営する「こころの耳」では、電話やSNS、メールによる相談を、匿名かつ無料で受け付けています。
専門の相談員が対応してくれるため、初めて利用する場合も安心。「相談することが苦手」という人に向けた案内も用意されており、話すこと自体にハードルを感じる人の受け皿として設計されています。
誰かに話す前段階として、こうした窓口を最初のステップとして利用してみるのも、有効な方法のひとつです。
参照:厚生労働省「こころの耳」相談窓口案内 https://kokoro.mhlw.go.jp/soudan/(電話・SNS・メールによる相談を匿名・無料で受付)
【転職前提の悩み相談に】転職エージェント・キャリアアドバイザー
「今の会社を離れて次に進みたい」という気持ちが固まっているのなら、「転職エージェント」や「キャリアアドバイザー」が心強い存在に。
求人紹介はもちろん、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、条件交渉まで、転職活動全体を一貫してサポートしてくれるのが特徴です。
企業の内部事情や選考のポイントなど、求人票だけではわからない情報を得られる場合も。費用は求人を出す企業側が負担する仕組みのため、求職者は無料で利用できる点も安心材料のひとつです。
転職を前提に動きたい人にとって、心強い味方になってくれる存在です。
【転職前提ではない悩み相談に】キャリア相談・キャチアコーチング
「転職するかどうかはまだ決めていないけれど、今の仕事へのモヤモヤや将来の方向性を整理したい」そんな段階の悩みにおすすめなのが「キャリアコーチング」。
求人紹介を行わない中立的な立場で、自己分析やキャリアプランの設計をじっくりサポートしてくれるのが特徴です。
パーソルキャリアが運営する「MIRAIZキャリアコーチ」も、このキャリアコーチングにあたるサービス。20代〜40代前半を対象に、転職前提ではない悩みを1回50分・年度内5回まで無料で相談できます。
話しにくい悩みや言語化できないモヤモヤを整理したい人にピッタリのサービスです。
相談はよりよい未来への前向きな一歩
仕事の悩みを一人で抱え込んでしまうのは、決して珍しいことではありません。約6割ものビジネスパーソンが、相談相手を持てずにいるという調査結果からもそれは明らかです。
本音を話しにくい、迷惑をかけたくない、うまく言葉にできない。相談を踏みとどまらせる理由は人それぞれですが、放置すれば心身やパフォーマンスに影響することも。
モヤモヤを一人で抱えず、適切な相談先を選んで話をしてみる。その勇気が、あなたのキャリアと人生をより輝かせる一歩になるはずです。
参照:Job総研『2026年 キャリアに関する意識調査』を実施しました - Job総研プラス
参照:Job総研『2025年 職場の孤独実態調査』を実施しました - Job総研プラス
参照:MIRAIZキャリアコーチ(無料キャリア相談) | PERSOL MIRAIZ - 納得の“はたらく未来”支援サービス
参照:20代のためのキャリアイベント | MIRAIZ Hub(ミライズハブ) | PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)
参照:30代のためのキャリアイベント | MIRAIZ Hub(ミライズハブ) | PERSOL MIRAIZ
参照:こころの耳の相談窓口|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト










