2026.07.24

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未経験でも失敗しにくい副業の始め方。無理なく稼ぐ4つのステップ

副業を始めようと決意したものの、「いざ動こうとすると、何から手をつければいいのかわからない」と立ち止まってはいませんか?

副業への一歩を踏み出せない原因は、精神的な問題ではなく、「働く環境の不透明さ」「自身のスキルの活かし方」「本業やクライアントとの関係性維持」といった要素が構造化できていないことにあります。

本記事では、Job総研の最新調査データを交えながら、不安の原因をクリアにし、未経験からでもリスクを最小限に抑えて安定して稼ぎ続けるための具体的なアクションプランを解説します。

約4割が副業経験あり?副業を始めるリアルな目的

副業が当たり前になりつつある現代。Job総研の「2025年 副業・兼業の実態調査」によると、副業・兼業の「経験あり派」は39.2%(現在している:21.6%、過去にしていた:17.6%)にのぼります。

約4割のビジネスパーソンがすでに副業への一歩を踏み出しており、もはや一般的なキャリアの選択肢になっていることがわかります。

また、Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」で副業の目的を尋ねたところ、以下のような結果となりました。

最多回答はやはり「収入源の確保」であり、物価高への対策や将来への不安から、本業以外の収益源を作りたいと考える人が多数派を占めていることがわかります。

一方で、4人に1人は「スキルアップやキャリア形成」を選択。ここから副業を自己投資の場として捉えている側面も伺えます。

しかし、こうした高いモチベーションを持っていても、勢いだけでスタートを切ると、多くの場合、数週間から数ヶ月で「本業との両立ができない」「思ったように進まない」といった現実に直面し、挫折してしまいます。

長く安定して成果を出すためには、副業を持続可能なものにする「土台」を整えることが大切です。

副業を始めるための具体的な4つのステップ

副業をスムーズに軌道に乗せるために、まずは以下の4つのステップに沿って準備を進めましょう。

就業規則と副業に使える時間を確認する

まずはじめに、勤め先で副業が認められているかルールを確認しましょう。

Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」によると、会社で副業が「許されている派」が68.5%と半数以上を占めています。しかし、その内訳を見ると「許されている(条件なし)」は29.6%にとどまり、38.9%は「許されている(条件あり)」であることがわかっています。

会社に隠れてスタートし、後々トラブルになるケースを防ぐためにも、本業の就業規則(申請の有無や競業避止義務など)の確認は必須です。

また、ルールをクリアしたら、次に自分自身の「生活のリソース(時間)」を整理します。副業は今の生活に新しい仕事を「上乗せ」する作業です。「一週間のうち、どの曜日のどの時間を副業に充てるのか」を決めておきましょう。

副業に充てる時間をあらかじめ確保しておくことで、いざ案件を受けたときに「時間がなくて納期に間に合わない」といったトラブルを防ぐことができるでしょう。

副業の目的と目標を決める

次に、副業で「いくらをいつまでに稼ぎたいか」を決めましょう。

副業を始めた直後は、環境を整えたりスキルを習得したりする時間にリソースを割くため、時給換算すると驚くほど低くなることも。初めから高い収益を期待するのではなく、段階的な目標を設定しましょう。

例)
・最初の3ヶ月: 月5,000円を目標に、まずは1円を稼ぐ仕組みと流れを理解する
・半年後: 月3万円を安定させる

期間を決めておくことで、思うように成果が出ない初期段階でも「今はまだ種まきの時期だ」と冷静に捉え、感情的な挫折を防ぐことができます。

「月1万円」を副業で稼ぐ前に…あなたの「今の適正年収」をチェックしてみませんか?

副業を始めてすぐに大きな収入を得ることは難しく、最初は月5,000円〜3万円といった目標から地道にステップアップしていくのが現実的な道のりです。

しかし、もし副業を検討している一番の目的が「手取りや年収を増やすこと」なのであれば、貴重な時間と労力を削って副業を始める前に、まずは「今の本業における自分の市場価値(適正年収)」を客観的に確かめてみませんか?

あなたがこれまでに本業で培ってきたスキルや経験は、他社であれば「副業で地道に稼ごうとしていた金額以上」の年収アップとして高く評価される可能性があります。

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自分のスキルを棚卸しする

案件探しを始める前に、自分がこれまで本業や趣味で培ってきた経験や得意分野を書き出してみましょう。「他人に教えられるほどではない」と思うことでも、他者から見れば貴重なスキルであるケースは多々あります

たとえば文章を書くのが苦にならない、データ入力の正確性に自信がある、Excelのマクロが組める、人の話を聴くのが得意など、自分のスキルを客観的に確認することが、自分に合った副業を選ぶ強力なヒントになります。

小さな案件から始める

準備が整ったら、あれこれ悩む前にまずはクラウドソーシングサイトなどに登録し、1つ案件に応募してみましょう。

最初から高単価・長期間の案件を狙うのではなく、数千円、あるいは数百円の「初心者歓迎」「単発」の案件から始めるのが鉄則です。まずは「仕事を受注し、納品し、報酬を受け取る」という一連の流れを自力で経験し、小さな成功体験を積むことを最優先にしてください。

初心者でも失敗しない副業の選び方

世の中には無数の副業がありますが、選び方の「軸」を持っておくことで、ミスマッチによる失敗を未然に防ぐことができます。

副業の目的に合わせて選ぶ

副業は大きく分けて、自分の専門性を活かす「スキル型」と、手順通りに進める「作業型」の2種類があります。

副業の種類具体例特徴
スキル型ライティング、デザイン、プログラミング、翻訳など成果物の質が求められるため、序盤の獲得難易度は高め。実績を積むほど単価が上がり、本業のキャリアに活きたり、独立の足がかりになったりするメリットがある。
作業型データ入力、アンケート回答、文字起こしなど特別な訓練が不要で、今日からでも始められるのが特徴。「働いた分だけ確実にお金になる」という安心感があるが、時給が上がりにくく単純作業の繰り返しになりやすい。

将来的に稼ぐ力をつけたい場合はスキル型、まずは手堅く1円を稼ぐ経験をしたい場合は作業型がおすすめです。自分の目的に合わせて適切な方を選びましょう。

自分のライフスタイルや強みに合わせて選ぶ

副業を長く続けるためには、収益の高さよりも「生活リズムを崩さずに、ストレスなく続けられるか」という持続性が重要です。自分がどのような環境で、どのような役割を担うときにストレスを感じにくいのかを考えてみてください。

一つのことを突き詰めたい「プロフェッショナルタイプ」であれば本業のスキルを横展開する副業が最も効率的ですし、多角的な視点を持つ「ゼネラリストタイプ」であれば、本業とは全く異なるジャンルに挑戦することが良いリフレッシュになります。

「自分の本来の特性や向いているスタイルがわからない」という方は、自己理解を深める補助ツールとしてdodaの「転職タイプ診断」を活用してみるのがおすすめです。仕事における価値観や行動特性が可視化され、無理なく楽しみながら続けられそうな副業スタイルのヒントが見つかります。

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初期投資をかけずに始められるものを選ぶ

最初から高額なスクールに通ったり、ハイスペックなPCを買い揃えたりする必要はありません。できるだけコストをかけず、「手元にある機材でできる最小単位の仕事」から始めるのが成功の秘訣です。

初期投資を抑えて小さく試すことで、もし「自分には合わない」と感じた場合でも、金銭的リスクを負うことなくすぐに軌道修正ができます。

初心者でも始めやすいおすすめの副業

未経験からでもスタートしやすい定番の副業をタイプ別に紹介します。

自分のスキルを活かせる副業

自分の「得意」や既に持っているスキルを活かす副業は、ゼロから新しい知識を学ぶハードルがなく、需要のある領域でスムーズに報酬を得られるため、初心者におすすめです。

Job総研「2025年 副業・兼業の実態調査」で、「自分のスキルを活かせる副業」を調査したところ、以下のような結果となりました。

上位には資産運用やIT・デザインなどの専門スキル、オンラインマッチング型の仕事、教育・指導系がランクイン

特にオンラインマッチング型や教育・指導系に属するオンライン家庭教師やビジネスの相談相手、キャリアコンサルティングなどは、初期費用ゼロ・自分の知識・経験のみですぐに始められるでしょう。

スキマ時間で手軽にできる副業

スキマ時間で手軽にできる副業として以下のようなものが挙げられます。

・データ入力・文字起こし

指定されたフォーマットに数字やテキストを入力したり、録音された音声をテキスト化したりする仕事です。特別な専門スキルは不要で、マニュアル通りに正確に作業を進めることが得意な人に向いています。

ただし、近年はAIによる代替が進んでいる分野です。単純なデータ入力や文字起こしの案件は少なくなっており、データの加工や分析、読みやすく編集するといった+アルファが求められます。

・配達・接客などのスポットワーク

デリバリー配達員や、数時間単位の軽作業・接客など。スマホアプリで空いている時間を指定するだけではたらけるため、事前の準備やクライアントワークの煩わしさがなく、動いた分だけ確実に対価を得られる手軽さがあります。

副業を始めた直後につまずきやすいポイントと乗り越え方

副業を始めて最初の1〜2ヶ月は、最も挫折しやすい時期です。ここでは、副業を始めた人が躓きやすいポイントと乗り越え方を3つ紹介します。

思ったより時間が取れない

スケジュール管理の難しさは、最も多い誤算です。「平日の夜に1時間作業すると決めたのに、本業の残業や日々の疲れでパソコンを開くことすらできない」と悩む人は少なくありません。

大切なのは、計画通りに進まない自分を責めないこと。「毎日やらなければ」と自分を追い込みすぎると、副業そのものが苦痛になります。

時間が取れないときは、「今日はパソコンを開くだけにする」「10分だけリサーチする」といったように、行動のハードルを極限まで下げてみてください。「ゼロにしない」工夫を重ねることで、習慣の糸を切らさずに維持できます。

成果が出ず不安になる

開始直後は実績がないため案件が通りにくく、労働に対する報酬が極端に低い「低空飛行」の時期が必ずあります。クラウドソーシングに応募して落選したり報酬が少なかったりしても、「副業の才能がないのではないか」と落ち込む必要はありません。

最初の数ヶ月は「お金を稼ぐ期間」ではなく、「クライアントからの信頼と評価(実績)を貯める期間」だと割り切りましょう。目先の報酬額よりも、一つひとつの案件を丁寧にこなし、高評価を積み上げることに集中してください。コツを掴んで実績がつけば、単価は後から自然とついてきます。

本業との切り替えができない

副業に熱中するあまり、プライベートの時間をすべて副業に充ててしまうことも、開始直後に陥りやすい罠です。常に「メールを返さなきゃ」「作業を終わらせなきゃ」と頭の片隅に副業がある状態が続くと、脳が休まらず、結果として本業のパフォーマンスまで低下させてしまいます。 

「平日の21時以降は作業をしない」「日曜日は完全にオフにする」といったように、意識的に副業をしない時間を作りましょう。本業と副業、そして休息の切り替えを明確にすることが、長期的に副業を成功させるための必須スキルです。

副業を続けるか見直すタイミングとは

副業は、一度始めたら何が何でも続けなければならないものではありません。実際に動いてみたからこそ見えてくる適性や違和感は必ずあります。定期的に状況を客観視し、以下の3つの基準に当てはまる場合は、勇気を持って見直しを行いましょう。

本業や私生活に悪影響が出ている

「本業でのケアレスミスが増えた」「寝不足で朝起きるのが辛い」「家族や友人と過ごす時間が極端に減って関係が悪化した」など、心身の健康や生活の質、生活の基盤である本業の評価に悪影響が出始めたら、それは無理に続けるべきではありません

副業に充てる時間や受ける仕事をセーブするか、しばらくお休みしましょう。

費やす時間と労力が割に合わない

半年以上続けても、作業そのものが苦痛で仕方がなかったり、費やす時間や労力に対する精神的・金銭的なリターンが低すぎて「割に合わない」と感じるなら、その手法や職種があなたの特性に合っていないサインです。

失敗と捉えるのではなく、「このスタイルは合わない」という貴重なデータが得られたと考え、早めに撤退して別の選択肢へ切り替えましょう。

本業での昇給・転職のほうが効率がよい

副業で月3万円を稼ぐために毎月50時間を費やしているのなら、その時間を本業のスキルアップや資格取得に充てて、本業での「昇給」や「転職による年収アップ」を目指したほうが、長期的には遥かに効率的で大きなリターンを得られる可能性があります。

副業という「点」の行動だけでなく、自身のキャリア全体の「線」の中で、今の副業が最もタイパ・コスパの良い手段なのかをシビアに見極める視点を持ちましょう。

無理のない自分らしいスタイルで、副業を始めよう

副業はあくまで、あなたの人生やキャリアをより豊かにするための「手段」の一つに過ぎません。

たとえ少額の副業であっても、お金をいただく以上は仕事を全うする責任が生じますが、それによってあなた自身の健康や本業の基盤が壊れてしまっては本末転倒です。精神論で無理に乗り切ろうとするのではなく、まずは就業規則の確認と生活リソースの棚卸しを行い、初期投資を抑えて「小さく始める」こと。

そして、自分の性格やライフスタイルに合った「無理のない形」を模索しながら、着実に個人のステップアップと新しい収入源の確保を目指していきましょう。

※参照:
Job総研「2025年 副業・兼業の実態調査」
Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」

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