2026.07.24

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サラリーマンが副業を始める前に知るべき現実!おすすめ副業と注意点とは

「収入を増やしたい」「将来への不安を無くしたい」といった思いから、副業を検討するサラリーマンが増えています。

一方で、「自分に合う種類は何か?」「どのようなリスクや注意点があるのか?」と悩み、具体的な一歩を踏み出せずにいる方も少なくありません。

本記事では、Job総研の最新調査データをもとにサラリーマン副業のリアルや、おすすめの職種、始める前に押さえておきたい注意点まで解説します。

サラリーマンの副業は本当に増えているのか?

ここ数年、政府による「働き方改革」の推進や、厚生労働省が2018年に示した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の改定を契機に、副業を容認・推奨する企業が増加しました。

それに伴うサラリーマンの副業率は増加。実際、Job総研の「2025年 副業・兼業の実態調査」でも、2019年以降3割を超える人が副業経験ありと回答。

さらに2024年には最多の41.4%を記録するなど、一過性のトレンドではなく、はたらき方の一つとして定着しつつあることが伺えます。

かつては本業への専念のみが美徳とされ、副業は“隠れて行うもの”というネガティブなイメージがありましたが、現在では「個人の社外でのスキルアップが、巡り巡って自社の競争力向上やイノベーションにつながる」とポジティブに捉える大企業が一般的になっています。

また、副業が可能かどうかを就職・転職の重要な条件として挙げる求職者が増えているため、優秀な人材を確保する目的から副業を解禁する企業も増えています。

サラリーマンが副業をする主な理由

サラリーマンが副業を始める理由はどのようなところにあるのでしょうか。

Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」によると、「収入源の確保」が66.8%と最も多く、続いて「キャリア形成・スキルアップ(25.7%)」、「暇つぶし/趣味(20.9%)」となっています。

この結果から、多くのサラリーマンにとって副業は単なる生活費の補填にとどまらず、自身のスキルアップやスキマ時間の有効活用など、多面的な目的を持つ手段へと変化していることが分かります。

雇用の不透明感が増す現代において、自らの可能性を広げ、安心感を高めるために、賢く時間を投資するビジネスパーソンが増えていると言えるでしょう。

【調査データ】サラリーマン副業の「リアルな現在地」

副業への意欲が高まる一方で、実際に動いている人の割合や、その懐事情はどのようになっているのでしょうか。Job総研が実施した『2025年 副業・兼業の実態調査』のデータを基に、そのリアルな実態を紐解きます。

副業経験のある人は39.2%。潜在的な意欲層は3分の2にのぼる

Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』によると、副業・兼業の「経験あり派」は39.2%(現在している:21.6%、過去にしていた:17.6%)に達しています。およそ10人に4人がすでに副業の経験を持っている計算になります。

また、今後の副業・兼業意向については、全体の66.7%が「始めたい・続けたい派」と回答しています。副業がライフスタイルの一部として完全に定着していることがわかります。

一方、「今後始めたいが、事情によりできていない」という層が16.6%含まれていることから、時間やノウハウの不足がサラリーマンが副業を始めにくい原因となっていることがわかります。

副業でいくら稼げている?理想と現実のギャップ

副業を検討する上で最も気になる「収入」ですが、Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』によると、理想と現実の間にギャップが存在することが明らかになりました。

「理想の月収」が平均10.8万円なのに対して、「副業で実際に得た月収」を見てみると、平均値は5.4万円にとどまり、最も回答が多かった最頻値は1.0万円という結果でした。

副業を始めれば誰でもすぐに大金が稼げるわけではありません。特に始めたばかりのタイミングでは、スキルや実績に乏しく、低単価の案件からスタートすることもあります。

このギャップに落胆して挫折しないためにも、あらかじめ副業のリアルを知り、長期的な視点で取り組む必要があります。

月1万円の副業で消耗する前に…あなたの「今の市場価値」を試してみませんか?

データが示す通り、副業で理想の収入(月10万円〜)を得るのは容易ではなく、実際の副業月収の最頻値はわずか1.0万円ほど。貴重な休日や睡眠時間を削って努力しても「思っていたより稼げない」と挫折してしまうサラリーマンが多いのが現実です。

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もし、副業を考える目的が「手取りや年収を増やすこと」なのであれば、無理をしてプライベートを削る前に、まずは「今の本業における自分の適正年収(市場価値)」を客観的にチェックしてみませんか?

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サラリーマンが副業を始めるメリット・デメリット

副業はメリットばかりが強調されがちですが、本業を持つサラリーマンにとっては、デメリットも存在します。始めた後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、メリット・デメリットをどちらも理解しておきましょう。

副業で得られるメリット

副業で得られるメリットは主に以下の通りです。

  • 収入が増える
  • 新たなスキルやキャリアの開発機会になる
  • 社外の人脈が広がる
  • 将来の独立や転職に向けた準備ができる

何よりも大きなメリットは、収入が増えることでしょう。本業以外に収入源が増えることは精神的なゆとりとなり、将来への生活不安を大幅に和らげます。

また、現在の会社では関わることのない他業界のプロジェクトや、異なる価値観を持つ人材と繋がれる「社外人脈の構築」も大きな利点です。自身のスキルを客観的に試し、視野を広げる経験は、本業にも良い影響をもたらします。

副業によるデメリット

副業によるデメリットは主に以下の通りです。

  • 時間や体力を奪われ、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性がある
  • 本業の生産性が下がるリスクがある
  • 税金の負担や事務手続きの労力が増える可能性がある

特に注意が必要なのは、副業に時間や労力を注ぐことで心身の健康を害する可能性です。

副業を行うということは、これまで休息やプライベート、家族との時間に充てていたリソースを切り売りすることに他なりません。無理を重ねて、健康を損なったり、本業に集中できなくなったりしては本末転倒です。

また、一定以上の収益(所得)が発生した場合には、確定申告をはじめとする税務事務をすべて自己管理で行う必要があります。事務手続きの労力がかかることも覚悟しておきましょう。

サラリーマンにおすすめの副業6選

ここでは、本業を持つサラリーマンが取り組みやすく、早期に収益化しやすい副業をタイプ別に6つ紹介します。

未経験からスキルを資産化する「Webクリエイティブ系」

・Webライティング

Webサイトの記事や広告文を執筆する仕事です。パソコンとネット環境さえあれば初期費用をかけずに開始でき、タイピングができれば未経験からでも案件を獲得しやすいのが特徴です。

最近はAI活用が進んでいる分野でもあります。情報収集やアイデア出しにAIを活用しながらも、どれだけ正確で独自性のある情報を入れられるかが継続的な案件獲得の鍵です。

本業での論理的思考や資料作成スキルの向上にもつながります。

・動画編集

YouTubeや企業のSNSマーケティング用動画、広告動画などを編集する仕事です。動画需要の拡大に伴い案件数が豊富で、専用ソフトの基本操作をマスターすれば、比較的早い段階で1本数千円〜数万円のまとまった案件を受注できるようになります

本業の専門性を社外で売る「プロフェッショナル・コンサル系」

・スポットコンサル

自身の本業の知見(業界の動向、専門職のノウハウなど)を、1時間単位のインタビュー形式で他社に提供する仕事です。初期投資は一切不要で、時間単価が1時間あたり1万〜3万円以上と高い傾向にあります。自身の市場価値をダイレクトに測る手段としても最適でしょう。

・社外アドバイザー・技術顧問

週に数時間、あるいは月に数回といった柔軟な形で、スタートアップや中小企業の経営・プロジェクトに対して専門家として助言を行う仕事です。高度な実務経験が必要とされますが、本業のキャリアを一切毀損することなく、高額な報酬とハイレベルな人脈を獲得できます。

スキマ時間を手堅くお金に変える「タスク・労働系」

・データ入力・文字起こし

提供された音声や紙の資料のデータを、指定のフォーマットに正確に入力・格納していく仕事です。通勤電車内や深夜の15分といった細切れの時間を利用して、コツコツと報酬を積み上げることができます。

こちらも近年はAIでの代替が進んでいる分野です。単純な文字起こし・データ入力+アルファが求められる傾向が出てきています。

・オンラインアシスタント

在宅で企業のスケジュール管理、メール対応、経理や人事の事務サポートを代行する仕事です。事務職の本業経験がある方に最適で、時給制の案件も多く、中長期的に安定した副収入を確保しやすいのが魅力です。

サラリーマンが副業をスムーズに始める3ステップ

「よし、始めよう」と思っても、何から手をつけていいか分からず動けない人は多いものです。副業を始めるための3つのステップを紹介します。

【STEP 1】副業に使える時間を明らかにする

いきなり副業案件を探すのは悪手です。まずは自分の1週間のスケジュール(睡眠、通勤、労働、趣味)をすべて洗い出し、副業に充てられる時間がどこに何時間あるかを計算してください。

ここで重要なのは、睡眠時間や家族との団らんといった「削ると心身の健康や生活の質が落ちてしまう時間」には手をつけないことです。そうではなく、なんとなくスマホを眺めている時間や毎日の動画視聴など、「削っても生活に支障のない時間」を1日1時間だけ見直してみる。それだけで、週に7時間もの無理のない副業枠が生まれます。

持続可能な副業時間の設定が、長く継続するための土台となります。

【STEP 2】初期投資の少ない副業から「スモールスタート」する

初めからスキルや副業案件獲得のために高額なスクールへ入会したり、ハイスペックな機材を購入したりするのは避けた方が良いでしょう。

まずは手持ちのパソコンだけで始められるWebライティングや、自身の知見のみで対応できるスポットコンサルなど、「初期投資ゼロ」で始めるのがおすすめです。クラウドソーシング等のプラットフォームに登録し、どのような案件があるか眺めることから始めましょう。

【STEP 3】まずは「月1万円」の成功体験を全力で取りにいく

「副業で月10万円目指すぞ」と、つい目標を高く掲げてしまいがちですが、Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』によると実際の副業月収の最頻値は1.0万円です。最初から高い目標を掲げすぎず、まずは月1万円を稼ぐことに全力で取り組んでみましょう。

「たったこれだけか」と思うかもしれませんが、会社の看板を借りず個人の力で稼ぐ体験は、大きな自信と副業のモチベーションになります。

また「月1万円を自力で稼げた仕組みやスキル」が一度確立できれば、あとはその作業を効率化したり、別の案件へ横展開・拡大したりしていくことで、月3万円、5万円へと確実なステップアップが見えてきます。まずは目先の高額報酬に惑わされず、この「0から1」の成功体験を全力で掴み取りにいきましょう。

サラリーマンが副業で失敗しやすい3つのパターン

多くのサラリーマンが副業に挑戦しますが、数ヶ月以内に高い割合で挫折してしまいます。その典型的な失敗パターンを3つ紹介します。あらかじめ頭に入れ、挫折を回避しましょう。

短期的な収益にこだわりすぎて挫折する

「すぐに結果を出したい」と期待している人は、結果が出ない期間に「割に合わない」と感じ、副業を辞めてしまうケースが多いです。

Webライティング、ブログ、SNS運用、動画編集など多くの副業は、スキルを習得したり、アカウントの評価が上がったりするまでに数ヶ月の時間がかかります。そのため、収益化までに半年から1年以上の時間を要することが珍しくありません。

「すぐ稼げる」と考えていると、最初の数ヶ月、報酬がゼロに近い状態に耐えられず、成果が出る前に諦めてしまいがちです。本業がある強みを活かし、まずは「副業を続けること」自体を目標に据え、長期的視点で見ることが大切です。

目的が曖昧なまま手を出して中途半端に終わる

「なんとなく生活に余裕が欲しいから」という曖昧な動機では、本業の繁忙期を迎えた瞬間に副業の優先順位が落ち、そのままフェードアウトしてしまいがちです。

「1年後に転職するための実務実績を作る」「月3万円を稼いで奨学金の返済に充てる」といった、具体的かつ定量的な目的・ゴールを定めることが副業で成果を出すコツです。

情報収集だけで満足して行動が伴わない

いわゆる「ノウハウコレクター」に陥ってしまうパターンです。副業の始め方や稼ぎ方の情報を集めることに時間を使い、肝心の「1件目の案件に応募する」「最初の1文字を書く」といった具体的なアクションに踏み出せない人は少なくありません。

準備を完璧に整えてから始めようとするのではなく、まずは案件に応募してみる、少額でもいいから稼いでみるといった「小さな実践」を積み重ねることが、失敗を避ける最大のポイントです。

副業を始める前に考えておきたいこと

副業は収入源を増やしたり、キャリアの選択肢を増やしたりするのに魅力的な手段ですが、あなたの課題を解決する手段は本当に副業だけでしょうか。

副業を始める前に、以下の3つの観点を明らかにしておきましょう。

副業の目的はなにか?

目先のキャッシュが欲しいのか、将来に向けた経験値や実績が欲しいのか、目的によって選ぶべき副業のジャンルや割くべき時間は180度変わります。

副業を始めることで本業や生活に影響はないか?

副業によって睡眠時間や本業への集中力が削がれ、本業での社内評価や昇給の機会を失ってしまっては元も子もありません。持続可能な週あたりの稼働上限をあらかじめルール化しておきましょう。

副業が本当に「最適解」か?

もしあなたの目的が「大幅な年収アップ」や「労働環境の改善」である場合、副業に貴重なプライベートの時間を毎月何十時間も投資するよりも、現在の本業でのスキルや市場価値を活かして「より条件の良い企業へ転職する」方が、はるかに効率的かつ健全に目標を達成できる可能性があります。

手段が目的にならないよう、キャリアの選択肢を広く俯瞰することが大切です。

会社に依存しない「自分だけの武器」を手に入れるために

現代のビジネスパーソンにとって、副業は単なる「小遣い稼ぎ」ではありません。変化の激しい時代を生き抜くため、会社組織に依存しない収入源や経験を得るための武器とも言えるでしょう。

一方で、Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』が示す通り、副業月収の理想(10.8万円)と現実(最頻値1.0万円)の間には大きな隔たりがあります。短期的な収益にこだわるとモチベーションを失い、挫折してしまいがちです。最初は目標を低く、かつ、初期投資も最小限に抑えながら、スモールスタートで副業を始めることが成功のコツと言えます。

副業を始めたいと考えているなら、まずはご自身が副業に使える時間を可視化することから始めてみましょう。もし副業に使える時間がないのなら、本業でのスキルや市場価値を活かして「より条件の良い企業へ転職することも合わせて考える必要があります。

副業であれ転職であれ、あなた自身の可能性を広げる選択肢はたくさんあります。まずは未来の自分のために、今できる小さな一歩から踏み出してみませんか。

※参照:
Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』
Job総研『2023年 副業・兼業の実態調査vol.2』

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