2026.07.3
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婚活で成功する年収はいくら?数字だけでは測れない、令和の結婚のリアル
婚活を始めると、気にせずにはいられないのがお互いの年収です。つい年収でプロフィールを絞ったり、自分の年収で選ばれるのか不安になったり。いくらあれば結婚できるのか、明確な基準がないだけに振り回されてしまいがち。この記事では、Job総研や政府の調査データをもとに、令和の婚活における年収のリアルをひもときます。
婚活と年収の切っても切れない関係
婚活において、年収は避けて通れないテーマです。まずは、一般的な年収と婚活市場での理想の年収について、Job総研の調査データをもとに解説します。
20〜30代の平均年収は471万円

Job総研がおこなった「2023年 少子化に関する意識調査」によると、20〜30代社会人の年収は平均471万円でした。中央値は450万円、最頻値は500万円という結果です。
平均と中央値が近いため、極端な高所得層に引き上げられた数字ではないことがわかります。
自分の年収を客観的に判断したいなら、注目したいのは最頻値の500万円。自分の年収がこの水準に近ければ、20〜30代社会人の中では一般的な水準にあると考えられます。
仮に下回っていたとしても、同世代には同じような年収の人が少なくありません。まずは自分の立ち位置を客観的に知ることが、不安を必要以上に大きくしないための第一歩です。
結婚相手に求める理想の年収は?

同調査によると、共働きを想定した場合にパートナーに求める理想の年収は、男性の平均が507.4万円、女性の平均が751.9万円でした。その差は実に244万円です。
背景にあるのは、共働きが前提でも出産や育児によって女性側のキャリアに一時的な制約が生じやすいという現実。自分の収入が下がる可能性をふまえ、備えとしてパートナーの収入を重視するのはごく自然な心理です。
個人の価値観の違いというよりは、ライフイベントによるリスクの偏りが反映された結果といえます。
男女で異なる「婚活における年収の重要度」
年収への向き合い方は、男女で異なるもの。男性は「年収で判断されているかもしれない」というプレッシャーを抱えやすく、女性は「相手にどこまで求めるべきか」という迷いを抱えやすい立場です。
国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は男性587万円、女性333万円で、254万円の差があります。この構造を踏まえると、女性が経済的な不安を相手の年収でカバーしようと考えるのも自然な判断。一方の男性は、自分の年収だけで評価される窮屈さを感じやすい立場にあるといえるでしょう。
年収500万円は高望み?現実的なライン?
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、男性給与所得者では年間給与額400万円超500万円以下が493万人(16.9%)と最も多く、次いで500万円超600万円以下が429万人(14.7%)でした。
一方、女性は200万円超300万円以下が19.0%で最多。男女で給与水準には大きな違いが見られます。
年収500万円は男性では比較的一般的な水準であり、特別高い年収というわけではありません。一方で、女性全体の年収分布とは差があるため、500万円という金額の受け止め方は立場によって異なります。
年収500万円を自分の目標にする場合も、結婚相手に求める条件とする場合も、統計上の位置づけを理解したうえで総合的に考えることが大切です。
「婚活で成功できる年収」は、本当に存在するの?
婚活をするなかで、「結局いくらあれば結婚できるの?」と考えた経験がある人は多いはず。ここでは、株式会社IBJの公開する成婚白書から、年収と成婚の関係を解説します。
男性の成婚率を左右するのは「年収×年齢」の組み合わせ
IBJの「2024年度版成婚白書」によると、年収が高い男性ほど成婚率が高い傾向にあるものの、年齢が上がるにつれてその効果は弱まっていきます。
年収800万円超900万円以下の層を年齢別に比較すると、30〜34歳と40〜44歳では成婚率に12ポイントの差が見られました。
さらに注目したいのは、2017〜2019年は20代で成婚率50%を超えるのは年収900万円超1,000万円以下のみだったのに対し、2024年は年収500万円台から1,000万円台まで幅広い層で50%を超えている点。
年収の影響は年々緩やかになっており、若いうちに動き始めることが成婚率を高める鍵になっています。
女性の成婚率は、年収より「年齢」と「公開する姿勢」で決まる
同白書によると、2024年の女性会員において、年収による成婚率の差はほとんど見られません。
一方で、年齢が上がるにつれて成婚率は下がる傾向があり、20代では最も高い成婚率が70%に達する一方、30代前半では最も高い数値でも59%にとどまります。
もう一つ注目すべきは、年収を公開している女性の成婚率が、非公開の女性と比べて約2倍に達する点。お見合いの申込数も3倍多いことから、活動への積極性とも関係していることがわかります。
いくら稼いでいるかより、情報をオープンにする姿勢そのものが、信頼感につながっている可能性があります。
【年収帯別】婚活成功のヒント
実際の年収がどうあれ、婚活では「自分の年収では選ばれないかもしれない」という不安がつきものです。ここでは、年収帯別の婚活成功のヒントを紹介します。
【年収300万円未満】「将来性」と「サポート力」を武器に
条件検索で不利になりやすい年収300万円台以下の層にとって、武器になるのは数字以外の強みです。共働きを前提に、家事や育児への積極的な姿勢を見せることは、収入の差を補う材料に。
若いうちに動き始めることも重要です。IBJの「2024年度版成婚白書」では、年齢が上がるほど成婚率は下がる傾向にあり、男性であっても年収の影響より年齢の影響が大きいことが明らかに。
今の年収に引け目を感じすぎず、将来性や姿勢を見せる工夫を重ねていくこと。それが結果につながりやすい層といえます。
【年収300〜500万円台】「世帯年収」の視点と「オープンな姿勢」で差をつける
年収300万円台から500万円台の層は、個人の年収だけで考えるのではなく「世帯年収」という視点を持つことが鍵。一人で支えるという発想から、二人で築くという発想への転換がポイントです。
IBJ「2024年度版成婚白書」では、女性は年収を公開している人ほど成婚率が高く、非公開の人と比べて約2倍という結果が出ています。年収の額そのものより、誠実にオープンにする姿勢が信頼につながっていることがわかります。
男女ともに数字の大小にとらわれず、共働きへ前向きな姿勢を示すことが効果的な層です。
【年収600〜800万円台】「対等なパートナーシップ」を具体的に描こう
年収600万円台から800万円台は、婚活市場における条件面では比較的有利な層です。だからこそ、「条件はそろっているのに、なぜかうまくいかない」という悩みを抱えやすい傾向に。
年収という入口を通過したあとに見られるのは、人間性や価値観の一致、そして具体的な生活設計を語れるかどうかです。
家事分担や将来のライフプランについて、相手と対等に話し合える関係性を描けること。また、条件をクリアしている安心感に油断せず、人としての魅力を磨く意識を持ち続けること。それが成婚に近づくためのポイントです。
【年収900万円以上】「条件の足し算」より「相性の掛け算」を意識
年収900万円以上の層は、婚活市場で申し込みが集まりやすい一方、「選ぶ側」という意識が強くなってしまいがち。条件を積み重ねるほど理想の相手像が狭まり、婚活自体が長引いてしまうケースも見られます。
IBJの「2024年度版成婚白書」では、年収が高くても、年齢が上がると成婚率の上昇が頭打ちになる傾向が示されています。これは、年収という条件さえ満たせば成婚に近づくとは限らないことを示すもの。
ポイントは、条件の足し算ではなく、相性や価値観という掛け算で相手を見る視点に切り替えること。理想の高さに自覚的になることが、結果的に成婚への近道です。
令和の婚活|年収だけで成否は決まらない
年収は婚活において無視できない要素ですが、それだけで結果が決まるわけではありません。共働きが当たり前になった今、年収以外に評価される要素も見えてきています。
87.9%が共働きを希望

Job総研の「2023年 少子化に関する意識調査」によると、「共働きはしたほうがいいと思う」と答えた人は87.9%にのぼります。男性86.5%、女性91.4%と、男女ともに高い水準となりました。
総務省統計局の「労働力調査特別調査」および「労働力調査(詳細集計)」によると、2025年の共働き世帯が約1333万世帯なのに対し、専業主婦世帯は約476万世帯。一人の年収で家庭を支えるという前提は、もはや一般的なモデルとはいえません。
共働きを前提にすれば、世帯年収という視点で考えることができ、個人の年収への不安は相対的に小さくなります。婚活において「自分の年収だけで判断される」という感覚は、実態と少しずれている可能性がありそうです。
女性の7割が「結婚・出産後もはたらきたい」

Job総研「2022年 女性のワークライフ実態調査」によると、結婚後も働きたいと答えた女性は74.1%、出産後も働きたいと答えた女性は76.4%という結果になりました。家庭に入ることを前提としない価値観が、すでに多数派になっています。
この変化が意味するのは、年収を「一人の責任」として捉える時代から、「二人で作るもの」として捉える時代への変化。
男性が一人で家計を支えるという発想から離れることで、自分の年収に対する見方も大きく変わるのではないでしょうか。
婚活で評価されるのは「年収」より「年収への姿勢」
現在の年収が高くなくても、キャリアへの意識や向上心、将来設計を語れる人は婚活市場で評価されやすい傾向があります。2人で一から家庭を築いていくことをふまえ、「今いくら稼いでいるか」よりも「これからどう稼いでいくか」を重視する人は決して少なくありません。
共働きが前提となり、年収を一人で抱える時代が終わりつつある今、評価の軸も静かに移り変わっています。
数字そのものよりも、その数字に向き合う姿勢が見られているという視点を持つこと。それが、自分の年収に不満や引け目を抱えがちな人にとっての出発点になります。
それでも消せない年収への不安……どうすればいい?
世間一般の価値観や具体的な数字を押さえても、「やっぱり年収が不安」という人もいるのではないでしょうか。ここからは、不安と向き合うための具体的な一歩を3つの視点から解説します。
まず「自分の年収」を客観的に把握しよう
婚活と年収の悩みを抱える人の多くは、自分の年収が市場でどう評価されるかを正確に把握していません。「なんとなく低い気がする」という感覚は、実態とずれている可能性があります。
漠然とした不安は、客観的なデータを知ることで整理するのがおすすめ。自分の年収が同世代でどの位置にあるのか、業界や職種の標準と比べてどうなのか。婚活における自分の立ち位置を正しく知ることが大切です。
dodaの「年収査定」では、186万人のビッグデータをもとに、「あなたの適正年収」を予測。あなたのこれまでの経験に基づき、以下の情報を手軽に知ることができます。
・あなたの適正年収
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転職で年収を上げる選択肢も
今の年収に不安があるのなら、転職で変えにいくのも一つの選択肢。婚活のために年収を上げようと考えることは、キャリアを見直す良いきっかけになります。
転職市場では、同じ経験やスキルでも、業界や企業によって年収が大きく変わることがあります。今の職場で年収が伸びにくい構造にあるのなら、キャリアを一から見直すことも検討してみましょう。
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所要時間は約7分。年収アップも含め、キャリアを見直す一つの機会にしてみてはいかがでしょうか。
年収の不安より、パートナーとの対話が結婚を近づける
結婚生活を支えるのは、数字そのものではなく関係性です。
Job総研がおこなった「2022年 女性のワークライフ実態調査」によると、パートナーに「家庭を優先してほしい」と答えた女性は69.8%にのぼりました。
この結果が示すのは、収入の高さよりも、家庭と向き合う姿勢を重視する声が一定数あるという現実。これは年収に不安を抱えがちな人こそ意識しておきたいポイントです。
年収への不安以上に、相手にとって対話を積み重ねられる相手でいようとする姿勢を忘れずに。
令和の婚活は「年収+α」で決まる
年収は婚活において無関係ではありませんが、それだけで結婚の成否が決まるわけではありません。
大切なのは、年収そのものより、相手と築いていく関係性や姿勢。20〜30代の平均年収や、男女が求める理想の年収にギャップがあることも、まずは現実として受け止めておきましょう。
一方で、共働きが当たり前になった今、年収は一人で背負うものではなく、二人で作っていくものへと変わってきています。
年収という入口を通過したあと、相手に何を見せられるか。それこそが令和の婚活における本当の分かれ目。数字の先にある関係性を考えていきましょう。
参考:Job総研「2023年 少子化に関する意識調査」 | JobQ[ジョブキュー]
参照:株式会社IBJ|2024年度版成婚白書
参考:図12 専業主婦世帯と共働き世帯|早わかり グラフでみる長期労働統計|労働政策研究・研修機構
参照:2022年 女性のワークライフ実態調査を実施しました – Job総研プラス











