2026.05.12
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「やりたいことが見つからない」会社員が8割?焦りを解消し、理想のキャリアを描く5STEP
やりたいことが見つからないケースは決して少数派ではありません。多くの会社員が今の仕事が「本当にやりたいことなのか?」と自問自答しながらはたらいています。今回は、Job総研の調査データをもとに、根性論ではない「やりたいことの探し方」を5STEPで見ていきましょう。
なぜ「やりたいことが見つからない」とあせってしまうのか?
SNSを開けば、同世代が起業したり、好きなことを仕事にして輝いていたりする姿が目に飛び込んできます。そんな周囲と比較して、焦りや不安を感じている人もいるかもしれません。
「やりたいことが見つからない」と焦る背景には、現代社会の情報の多さが関係しています。SNSによって他人の成功が可視化されやすくなった結果、自分の現状と比較する機会が増えたことで、「このままでいいのだろうか」という悩みにつながっているのです。
また、働き方改革が進み、副業やフリーランスなどキャリアの選択肢が広がったことも、「やりたいことが見つからない」あせりを生んでいます。「何を選んでもいい」という自由が、「正解を選ばなければならない」というプレッシャーに変わっている状況です。
【調査データ】会社員のやりたいことに関する現実
Job総研の調査結果を見ると、多くの会社員が理想と現実の間で揺れ動いている実態が浮き彫りになっています。調査をもとに、会社員がやりたいこととどのように向き合っているのかを見ていきましょう。
約7割が給料より「はたらき方」を優先
Job総研が実施した「2024年 転職条件の実態調査」によると、転職先を決めるときに優先することとして、全体の65.8%が「はたらき方」を選んでいます。

特に20代では71.1%がはたらき方を優先すると回答しており、若い世代ほど「仕事そのもの」よりも、自分らしい生活ができる環境を重視する傾向があるとわかる結果です。
出世がキャリアの正解ではなくなっている
また「2024年 社内政治の実態調査」では、社会人の42.2%が「出世意欲はない」と回答しています。従来の「昇進して責任ある立場になる」という画一的な成功モデルは崩れ、ライフスタイルや精神的な充足を大切にする価値観が広がっている結果といえるでしょう。

「やりたいことが見つからない」と悩むのは、あなたが怠慢だからではなく、「自分にとっての幸せ」を真剣に模索している証拠なのかもしれません。
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やりたいことが見つからない人の3つの共通点
「やりたいこと探し」の迷路にはまってしまう人には、いくつかの共通するパターンがあります。ここでは3つの共通点について解説します。
「やりたいこと=運命の仕事」だと思っている
最初から完璧にフィットする“天職”があるという幻想を抱いていませんか?仕事は続けていく中でおもしろみが見つかることも多いものです。現時点では天職だと感じられない場合でも、将来的におもしろく感じるようになることもあります。
現時点でやりたいことだと感じていない場合にも、気長に続けていくと変わっていくかもしれません。
「できること」を無視して理想だけを追っている
自分の得意なことに注目せず、理想として抱くキラキラしたイメージだけでやりたいことを探すと、ミスマッチが起きやすくなります。まずは今できることの中で、やるのが嫌ではないことやラクにできることなどに注目していくとよいでしょう。
自己理解が不足している
自分がどんな状態のときに「心地よい」と感じ、何に「ストレス」を感じるのか。この価値観の言語化ができていないと、いつまでもやりたいことが見つかりません。やりたいことをできたと思っても、ストレスを多く感じてしまい、やりたくなくなることもあります。
本当にやりたいことを見つけるには、自分自身をよく理解していなければいけません。
やりたいことを見つける5STEP
ここからは、やりたいことを見つける具体的なアクションプランとして、5STEPを紹介します。
STEP1:過去の「没頭した経験」を書き出す
仕事に限らず、子供の頃の趣味や、つい時間を忘れて取り組んでしまったことを書き出します。重要なのは「何をしたか」ではなく、「その行動の何が楽しかったのか」を見つけることです。
例えば、分析するのが楽しかった、人と協力するのが好きだった、というように見つけていきます。
STEP2:「やりたくないことリスト」を作成する
やりたいことがすんなり見つからないときには、「これだけは絶対に嫌だ」ということを書き出していくのもひとつの方法です。例えば「満員電車に乗りたくない」「ノルマに追われたくない」というように書き出していきます。消去法で選択肢を削ることで、自分のやりたいことが見えてくる方法です。
STEP3:Will・Can・Mustを整理する
やりたいことを見つけるときには、Will・Can・Mustを整理するとよいでしょう。この3つが重なる部分を意識すると、やりたいことが見つかりやすくなります。
- Will(やりたいこと): 自分の欲求
- Can(できること): 自分のスキルや得意なこと
- Must(すべきこと): 社会や会社から求められていること
まずは「Can」を増やすことから始めるとよいでしょう。
STEP4:小さな「試し」を始めてみる
やりたいことを見つけたとしても、いきなり転職するのはリスクが高いと感じることもあるでしょう。まずは関連する内容の勉強会に参加したり、ボランティアや副業として始めたりすると、低リスクで実際に自分に向いているか確認できます。
STEP5:価値観の優先順位を決める
Job総研の調査でもあったように、「はたらき方」を優先するのか「報酬」を優先するのかは人それぞれです。今のあなたにとって最も譲れない要素は何か。その順位を明確にしておきましょう。
例えば、はたらき方を優先したいという価値観を持っているにもかかわらず、報酬を優先すると、いつまでもやりたいことが見つからない可能性があります。
会社員がやりたいことを仕事にするための現実的な戦略
会社員がやりたいことを仕事にするための、現実的なアプローチの仕方として代表的なのは、以下の3種類です。
- 社内公募制度
- 副業
- キャリアカウンセリング
社内公募制度の活用すれば、今の会社に籍を置いたまま、部署異動でやりたいことにチャレンジできます。転職や独立の必要がないため、最もリスクの低い方法です。
副業でやりたいことを始めるのもよいでしょう。今の会社ではたらき続けながら、副業としてやりたいことに取り組めば、安定した収入や築いてきたキャリアはそのままに、新たなことにチャレンジできます。
まだやりたいことが明確になっていない段階なら、キャリアカウンセリングを受けるのもひとつの方法です。プロの視点を通して、自分の客観的な市場価値を知ることで、やりたいことへの一歩を踏み出しやすくなります。
どうしても見つからないならプランド・ハプンスタンス理論を意識する
スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱したプランド・ハプンスタンス理論とは、「キャリアの8割は偶然によって決まる」というものです。
この理論をもとに考えると、「やりたいこと」を無理に固定する必要はありません。目の前の仕事に誠実に、新しいことにはオープンな姿勢で取り組み続けることで、想像できないような出来事があなたの「やりたいこと」を運んできてくれることがあります。
「やりたいことが見つからない」から、自分らしいはたらき方を探そう
「やりたいことが見つからない」と悩むことは、決して悪いことではありません。それは、あなたが自分の人生をより良くしようと真剣に向き合っている証拠です。
まずは、自分自身の価値観や理想を理解するために、紙に書き出すことから始めましょう。あなたのキャリアは、あなた自身が納得のいくものでなければいけません。あせって本心と異なる道を選ぶことのないよう、自分のペースでやりたいことを見つけていきましょう。









