社会人の「本当にあった怖い実体験」募集
経験あり9割 “体調より仕事優先”の昭和文化に 20代も共感
~時代超え令和ヤングも抵抗 新人業務は”もう古い”9割~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研(※1)』は、『Job weeQ(※2)』を通して匿名社会人男女を対象に、社会人生活で経験した「本当にあった怖い時代」のエピソードやそれに対する意見を募集及び調査を行なった結果、総投稿数400件が集まりました。
【”昭和あるある”に対する価値観】
昭和・平成・令和と時代が進むごとに、社会情勢だけでなく職場の風潮・文化も変化を遂げています。働き方改革施行前やコロナ禍以前の職場では、現在には法律違反やハラスメントに該当してしまう言動がよく見られていたと言われています。令和に入り、職場におけるさまざまな規制やガイドラインが増加する中、昭和文化を経験した30代~50代のエピソードに対する20代の印象や価値観はどのようなものになっているのでしょうか。
Job総研では、『Job weeQ』を通して匿名社会人男女を対象に、社会人生活で経験した「本当にあった怖い時代」のエピソードやそれに対する意見を募集及び調査を行なった結果、総投稿数400件が集まりました。
【調査概要】 参加対象者:現在職を持つすべての社会人 JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者 調査条件 :全国/男女/20~50代 実施期間 :2024年11月13日〜11月25日 総投稿数 :400件 調査方法 :インターネット調査 |
【TOPICS】 ・30代~50代の88.0%が”本当にあった怖い時代”の「経験あり」と回答 ・体調不良が評価に影響する場合、20代の51.0%が「評価優先ではたらく」と回答 ・朝早くの準備・雑務は新人が担当する場合、20代の93.0%が「当たり前だと思わない」と回答 |
【本当にあった怖い時代の経験有無】
30代~50代が経験した“昭和あるある”や、他の世代が知ったら驚きそうな苦労話として「本当にあった怖い時代」のエピソードを募集し、そのエピソードに対する20代の価値観や意見を調査しました。
30代~50代ユーザーに社会人生活での『本当にあった怖い時代』経験有無を聞くと、「ある」が88.0%、「ない」が12.0%となりました。
・30代~50代が経験した怖い時代のエピソード
30代〜50代からは、以下の経験談やコメントが集まりました。
・体調を崩し2日休んだら、気合いが足りないと叱責され、始末書を書かされた ・新人は定時より30分以上前に着いておき、朝早く来て机を拭いたりするのが当たり前だった ・女性がお茶汲みする会社にいた。誰が何を飲むか、砂糖がいくつ必要かは当たり前に覚える文化だった ・24時間寝かさない新人研修に参加したことがある ・風邪は土日に引くように!と社内規則に書いてある会社にいた |
※その他回答コメントは「JobQ Town」にて確認いただけます。https://job-q.me/28744
【20代の価値観】
30代〜50代の経験談に対する20代の価値観を調査した結果を以下にまとめています。
・「体調不良が評価に影響する」経験談についての20代コメント
20代の51.0%が「評価優先ではたらく」と回答し、「体調優先で休む」が49.0%となりました。
20代が考える、評価と体調の優先の仕方について、意見が分かれるコメントが多く集まりました。
※その他回答コメントは、「JobQ Town」にて確認いただけます。https://job-q.me/28761
◾️評価優先ではたらく派 ・「体調管理ができない人」という評価をされたくないので、無理してはたらく ・古い考えだが、新人なのでなるべく頑張っている姿勢を見せなきゃと思う。それと、評価が下がるのが怖い ・上司が仕事をしているのに休むことに罪悪感。評価に影響あるなら頑張ってしまうのは理解できる ◾️体調優先で休む派 ・昔は大変だったのだと思う。今の時代体調不良で怒鳴ったりしたら、その会社も上司もおかしい ・寒くなり体調不良のリスクも増えているのに、休ませない上司がいたら転職を考える ・自分の生活の方が大事なので絶対に体調優先で休む。そんなに仕事に労力を割いていられない |
「朝早くの準備・雑務は新人が担当する」についての20代コメント
20代の93.0%が「当たり前だと思わない」と回答し、「当たり前だと思う」が7.0%でした。
新人が早朝に雑務をする時代は、もう当たり前ではない趣旨のコメントが多く集まりました。
※その他回答コメントは、「JobQ Town」にて確認いただけます。https://job-q.me/28762
・担当するだけなら100歩譲っても、早朝の時間外で新卒だけが行うことはおかしいと感じる ・必要あれば早く来るべきだが、「新人だから」は早く来る理由にならない ・昔は自分もやった、という先輩からの圧力や無理強いされる慣例・伝統は無くしてほしい ・こういった早朝業務は、気づいた人が自発的に行うか、当番制で行うべきものだと思う ・新人が朝早くから〇〇をするのはネットの中だけの話と思っていたので、信じられない |
【調査まとめ】
今回実施した「Job weeQ〜本当にあった怖い時代〜」では、30代〜50代の約9割が”本当にあった怖い時代”を経験したと回答する結果となっています。寒さが本格化しウイルスの流行も危険視されている中、20代の約半数が、体調不良が評価に影響する場合「評価を優先してはたらく」と回答しています。「体調を優先する派」と意見が割れたものの、体調不良を評価に反映させる場合、現代では”パワハラ”に該当する可能性もあります。実際評価への影響に”怖さ”を感じてしまう若手層もいることから、上司や評価者は、職場の個人が休みやすい雰囲気を作る必要性が改めて見える結果となりました。
そして30代以降の世代では当たり前だった「朝早くの準備・雑務は新人が担当」に対して、令和の20代目線では9割が「当たり前ではない」と考えています。過去の『Job weeQ』の調査(※3)でも違和感上位に挙げられているように、新人の仕事に関する常識が変化していることがわかりました。個々人の意見や価値観が尊重される風潮にある令和時代ですが、30代以降が経験した”昭和あるある”があったからこそ、かつての慣習や風習が見直され、今の”令和文化”誕生に至ったと考えられる調査結果となりました。
※取材についてのお問い合わせは最下部にある連絡先からお願いします。
■(※3)Job weeQ〜職場の暗黙ルール〜
https://jobsoken.jp/info/20241111
■(※2)Job weeQについて
“明日の常識を、ココから。”をコンセプトに掲げる『Job総研』では、移り変わる社会情勢や常識とともに、はたらく個人が抱く疑問の内容も変化していると考えています。だからこそ『Job weeQ』を通じてその傾向や意見を分析することで、社会人が”今”気になる疑問や個人の考えを収集・蓄積してまいります。そして今後もリアルな意見を拾い上げることではたらく個人の明日に貢献してまいります。
■(※1)Job総研について< https://job-q.me/categories/job-souken >
Job総研は就職・転職やキャリア全般に関する研究や各種調査の実施により、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することで就転職関連市場に貢献する事を目的とし立ち上げられました。
就職・転職・働き方・ランキング・働く女性など多数のジャンルで信頼できる情報を発信していくことにより、就転職活動に役立てていただくことや、キャリアに関する不安や悩みを解決する一助として”個が活躍する社会により良い選択の機会”を提供し就転職市場に貢献してまいります。
■JobQ Townについて< https://job-q.me/ >
「あなたが知りたい”働く”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQの累計登録者数は40万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。
■JobQ Town”はたらき方のギモン・悩み”に関するQ&A
https://job-q.me/categories/career/questions-and-concerns-about-workstyle
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/
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