2026.02.1
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休日が寝て終わる…それって本当に「ダメなこと」?自分を責めない休み方のヒント
気づいたら夕方。また何もできないまま休日が終わってしまった——。週末を迎えるたび、そんな罪悪感を抱いていませんか?この記事では、寝て終わる休日の背景にある理由を解説。自分を責めずに過ごすためのヒントをお届けします。
休日が寝て終わる…「また何もできなかった」と落ち込んでいませんか?
目が覚めたらもう夕方。「今日も何もしないまま終わってしまった」——そんな後ろめたさや後悔を抱えて月曜日を迎える。そんな人は少なくありません。
平日は朝から晩まではたらき詰め。やっと訪れた休日なのに、気づけばベッドの中で一日が過ぎている。SNSを開けば、友達や恋人と充実した週末を過ごす人たちの投稿ばかり。それに比べて自分は……。
「このままでいいのだろうか」「仕事だけの人生になってしまうのでは」。そんな焦りを抱えているのは自分だけではありません。
次章では、休日を寝て終えてしまうそもそもの理由を紐解きます。
休日が「寝て終わる」のはなぜ?考えられる3つの理由
寝て終わる休日に不安や焦りを感じているのなら、まず知りたいのが「休日に長時間寝てしまう理由」。ここでは、考えられる理由を3つの視点から解説します。
平日の睡眠不足が蓄積しているから
休日が寝て終わる理由として、第一に考えたいのが「平日の睡眠不足」です。
厚生労働省は、「適切な睡眠時間には個人差がある」としつつ、「少なくとも6時間以上を確保するようにしましょう」と示しています。
必要な睡眠がとれていない場合、少しずつ溜まってゆくのが「睡眠負債」。蓄積された疲労を、身体は休日に取り戻そうとします。「休日のたび、目覚まし時計なしで眠るといつまでも寝てしまう」というケースは、多くの場合この睡眠負債が原因。
これは決して怠けているわけではなく、身体が「もっと休みたい」と訴えているサイン。平日の睡眠不足を補おうとする自然な反応なのです。
参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム Webサイト
心の疲れは「寝る」だけでは回復しにくいから
たっぷり寝たはずなのに、なぜかスッキリしない。そんな経験がある人も多いはず。
身体の疲れと心の疲れは別物です。仕事のプレッシャー、人間関係のストレス、将来への不安——こうした心の負担は、睡眠だけでは解消されにくいものです。
知らずしらずのうちに心の疲れが蓄積した結果、何時間寝ても「疲れが取れた気がしない」という状態が続くことに……。
中には、何もせず寝続けることで考える時間ばかりが増えてしまい、より疲れが溜まってしまう人もいます。
心の疲れには、睡眠以外の「心を切り替える時間」が必要。それがわかっていても動けない——それもまた、疲れているからこそなのです。
「休日だから何かしなきゃ」というプレッシャーがあるから
「せっかくの休日、有意義に過ごさなきゃ」——そんなプレッシャーを感じてはいませんか?
SNSを開けば、まわりはみんな楽しそう。旅行、趣味、友人との集まりと、キラキラした投稿を見ては自己嫌悪に陥ってしまうというのはよくある話です。
「自分も何かしなきゃ」という焦りが募る一方で何をすればいいのかがわからず、結局ベッドに戻ってまた自己嫌悪——。そんな悪循環に陥ってしまいがちです。
「充実した休日」への期待値が高すぎると、かえって何もできなくなってしまうもの。完璧を求めすぎることが、休日を寝て過ごす原因になっているのかもしれません。
寝て終わる休日は「悪いこと」じゃない
睡眠もまた、ひとつの休日の過ごし方。たとえ寝て1日が終わったとしても、それは決して「悪いこと」ではありません。ここでは、睡眠と休日の実態について、Job総研の調査データをもとに解説します。
実は6割近くが「休み方」に悩んでいる

Job総研が実施した調査によると、社会人の57.6%が「休み方についての悩みがある」と回答しています。
具体的な悩みとしてもっとも多かったのは「十分に疲労感が取れない」で60.6%。次いで「土日でリフレッシュできない」が50.5%でした。多くの人が、休んでいるはずなのに疲れが取れないという状態に悩んでいることがわかります。
この結果からわかるのは、「自分だけがうまく休めていないわけではない」という事実。現代のビジネスパーソンの多くが、休日の過ごし方に課題を抱えながら日々を過ごしているのです。
「何もせず寝る・休む」を選ぶ人は3割以上
同じ調査で、実際の休日の過ごし方を聞いたところ、「何もせず寝る・休む」を選んだ人が36.5%に上りました。これは、3人に1人以上が休日を寝て過ごしていることを意味します。
また、「家でゆっくり過ごす」と回答した人は61.6%でした。外出したり活動的に過ごしたりするよりも、家で静かに過ごすことを選ぶ人の方が多数派の結果に。
理想の休日の過ごし方を聞いた調査結果も、同じく「家でゆっくり過ごす」派が65.3%に上りました。
これらの数字が示すように、寝て終わる休日の過ごし方は決して珍しいものではありません。多くの人が、休日はゆっくり心身を休めて過ごしています。
「寝ていたい」は自分自身からのサインかも?
休日を充実させたいにもかかわらずつい寝てしまうとき、一度考えてみたいのが、心身の負担が限界を迎えている可能性です。
「どうしても寝ずにいられない」その事実が、自分自身からの大切なメッセージかもしれません。
もしも心当たりがあるのなら、無理に起きて何かをしようとするよりも、身体の声に従うのがおすすめ。それもまた、自分を大切にする方法のひとつです。
大切なのは、寝て過ごす1日が自分にとって必要な時間だと認めること。自分自身の声を聞くことが、回復への第一歩です。
休日にの過ごし方にモヤモヤしてるなら
休日の過ごし方に悩んでいるのは、もしかしたら「言語化できていない不安」が原因かもしれません。
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それでも「休日を充実させたい」と思ったら試したい4つのこと
寝て終わる休日を否定する必要はありません。とはいえ、「もう少し違う過ごし方もしてみたい」と思うこともあるはず。ここでは、無理のない範囲で試せる4つの方法を紹介します。
平日の睡眠時間を30分増やしてみる
休日に寝てしまう根本的な原因が平日の睡眠不足なら、まずはそこから見直してみましょう。
いきなり1時間早く寝るのは難しいかもしれません。でも、30分なら?いつもより少しだけ早くベッドに入る。それだけで、週に2.5時間の睡眠時間が増えます。
睡眠の質を上げる工夫も効果的。就寝1時間前にはスマホを見ない、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、寝室の照明を暗めにする——小さな習慣の積み重ねが、睡眠の質を変えていきます。
平日の睡眠が十分に取れていれば、休日に「寝だめ」をする必要もありません。身体が求める睡眠をしっかり確保することが、休日を有効に使う大切なポイントです。
休日に「小さな予定」を入れる
「充実した休日」というと、遠出や大きなイベントを想像しがちですが、必ずしも大掛かりにする必要はありません。
たとえば、近所のカフェで朝食をとる、公園を散歩する、本屋に立ち寄る——そんな小さな予定でも、自分らしく充実した1日にするには十分です。
それでもハードルが高いようならば、午前中だけ外に出て、午後は家でゆっくり過ごすくらいでOK。
大切なのは、「外に出る理由」を作ること。予定があれば、自然と起きる時間も早くなります。なにより、「何もしないで1日が終わった」という罪悪感から解放されます。
「寝る時間」をあえて確保する
罪悪感を感じながら寝るのではなく、「寝る時間」として予定に組み込んでしまう——これも有効な方法です。
たとえば、土曜日の午後1時から3時は「昼寝タイム」。こう決めてしまえば、罪悪感なく堂々と寝られます。2〜3時間なら、起きたあともまだ時間はたっぷり。
「いつまでも寝てしまう」のではなく、あらかじめ「この時間は寝る」と決めること。その違いが、気持ちの余裕を生み出します。
寝ることを肯定しながら、ほかの時間も楽しむ。そんなバランスの取れた休日もひとつの選択肢です。
金曜の夜に「週末やりたいこと」を1つだけ決める
休日になってから「何をしよう」と考え始めても、決められずに終わってしまいがち。これを防ぐ有効な方法が「金曜の夜に週末やりたいことを決める」こと。
ポイントは、1つだけに絞ること。あれもこれもと予定を詰め込むとかえって疲れてしまい、より多くの睡眠を必要としてしまいます。
映画を1本観る、部屋の一角だけ片付ける、気になっていたレシピを試すなど、1つだけなら実現しやすく、達成感も十分。
万が一、実践できなくても自分を責める必要はありません。「やりたいこと」は「やらなければならないこと」ではないのですから。
週末に向けて小さな楽しみがあれば、金曜の仕事にも前向きに取り組めるかもしれません。
「寝て終わる」もひとつの選択。自分らしい休日を見つけよう
休日が寝て終わってしまったとしても、そう落ち込む必要はありません。寝ることも、立派な休日の過ごし方のひとつです。
休日の過ごし方に正解はありません。アクティブに動き回るのが合う人もいれば、静かに家で過ごすのが心地よい人もいる。大切なのは、「こうあるべき」という枠に自分を当てはめるのではなく、今の自分に必要なものを選ぶこと。
もし変えたいと思うなら、今回ご紹介した内容を無理のない範囲で試してみましょう。罪悪感を手放して、自分らしい休日の過ごし方を見つけてくださいね。
参照:Job総研『2025年 休み方実態調査〜悩み編〜』を実施 6割が休息に課題 「5月なのに夏バテ」暑さ疲れで業務に支障 | パーソルキャリア株式会社のプレスリリース








